見出し画像

「私にしかできない仕事」空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。#41

おはようございます!
本日は、

「私にしかできない仕事」空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。#41
といったテーマでお話ししようと思います。

こちらのマガジンの続編。
私は現在、空き家・相続に特化した不動産ベンチャー企業で新規プロジェクトとして「一棟貸別荘」宿泊業に挑戦しています。
記念すべき1棟目が山梨県都留市にOPEN!!あっという間の1カ月が過ぎ、ありがたいことに100名様ほどの一般ゲスト様に宿泊していただきました。か、感動です…( ノД`)シクシク…

SHELTER.都留

しかし何もかも順調に進んでいたわけではありません。たくさんの壁にぶち当たり、跳ね返され、汗だくになってもがき続けてきました。40歳の体にはこたえます…Σ(゚Д゚)そして今もなお、現在進行形。Σ(゚Д゚)カオス!今回は地域再生のプロであり、Voicyパーソナリティの木下斉さんよりお題を頂きました。

ズバリ、「ピンホールマーケティング」!!
今の自分に当てはめて独断と偏見でnoteを執筆していきたいと思います。
↓皆さんも是非泊まりに来てください!広々サウナと大自然があなたをお待ちしてます!笑

8人で入れる広々サウナ~

〇ピンホールマーケティングとは何ぞや?

「ピンホール(pinhole)」とは、直訳すると「とっても小さな穴」のこと。針に糸を通すようなターゲットをかなり絞り込んだ精密なマーケティング手法です。資金力がケタ外れの大企業が行うような戦略とは真逆。非常にニッチな市場を狙っていく手法です。一見非効率のようにも思いますが弱者であるベンチャー企業や個人事業主は大企業を同じ土俵で戦ったら、ひとたまりもありません。弱者は弱者なりに、「弱者」だからできる戦略で活路を見出していくことが堅実というわけです。

〇弱者の土俵に引きずりこめ!

例えば私の所属する不動産ベンチャー企業も従業員150人ほどの小さな会社です。不動産と聞くと皆さんパッと頭に浮かぶのが〇井不動産、〇住不動産販売、〇村不動産…といった大手企業でしょう。こういった大手企業は資金力も豊富で多くの人材を抱えています。同じような手法で真正面から戦ってしまったら勝ち目はゼロ。そう言い切って間違いありません。ならば…大手企業が出来ないことはなんだろう?逆の視点を使うわけですね。機密保持のため細かい手法はお伝えできませんが、例えば大手企業の強みである、たくさんの人材を抱える大きな母体。大きいがゆえにひとつ仕組みを変えるだけでも時間がかかります。


現場で声があがる

上長がまとめて会議で提案

稟議にかける

もみもみもみっ( ´ー`)y-~~

前例がないから却下!


ざっとこんな感じでしょうか?笑
時間をかけたのにも関わらず却下されることともザラでしょう。これでは改善点があっても一向に仕組みを変えることができず劣化を余儀なくされる…なんてケースも多いのではないでしょうか?
ベンチャー企業はここを狙います。まさにスピードで圧倒的に勝つのです。
良いのではないか?と思った手法、システム、仕組み…全てにおいて、まずやってみる、試してみる。この初動がすさまじいほどに早い。
そして良い結果が表れてきたもの、頭角を現してきたものだけを残していく…。弊社はまさにここが強みだといえます。数年で売上げも従業員も倍倍ゲーム。本社を置く地域の成長企業ランキングで見事1位になるほどのすさまじい成長を遂げている要因がまさにこのスピードだと推測できるのです。
こうやって文章に改めて書き表すと「投資」の考え方と全く同じなんですよね。

〇社名や役職ではなく「私」だから

そんな血気盛んな若々しいベンチャー企業で勤める私。会社に勢いがあるから…なんて甘えた考えで仕事をしていたらアラフォーの座る席はございません。笑
私のお仕事は新規プロジェクト「一棟貸別荘」のブランド展開。では涼しいオフィスでパチパチPCを打っているのか…というと答えはNO。もちろんマーケティングやDXオペレーション仕組みづくりなどはデスクワーク中心になりますがそれだけが仕事ではありません。実際に現場に行って清掃のオペレーションを組んだり、内装業者さんとの現場打ち合わせ、時には大工さんに教わって床を剥がしてみたり…笑
実際に私が剥がした床です↓

現在リフォーム中の別荘

「事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起きてんだ!!」と言わんばかりにとにかく現場にこだわるスタイルです。笑
大きい脚立だって一人でゴリゴリに運びながら作業できるようになりましたっ!(`・ω・´)一人でできるもんっ!
可能な限り現場に足を運び、時には一緒に作業をして汗を流す。だって…やってみなければわからないこと、現場の大変さって確実にあるんですよ。電話や写真、映像からでは完全に理解することは不可能です。現場のことを理解していないと、お金を払っているからといって無理な仕事を要求したり、利益に見合わない価格設定を要求したりする。そんな会社はたくさんあります。でも私はそういう人間には絶対になりたくない。強いポリシーをもって仕事をしています。すると…思わぬところで嬉しい副作用が生まれ始めたのです…。

8月にオープンした山梨県都留市の別荘。縁もゆかりもないこの土地で商売をすることは簡単なことではありません。何か困りごとがあっても、繋がりのある業者さんもいない。というよりこれから作っていかなければならないんですね。しかし…清掃及び管理をお願いしている業者の社長さんが本当に親切にしてくださるのです。
手すりの追加工事が必要で困っていると、同級生の大工さんを紹介してくれたり、薪を安く仕入れたいと悩んでいると地元の木材屋さんを紹介してくれたり。それも、腕もたしかで尚且つリーズナブルに受けてくださる良心的な方々ばかり。本当に助かります。だから思わず
「あの…どうしてそんなに良くしてくださるんですか?」と尋ねると、社長さんは笑いながら「だってえみさん、ここ地元じゃないしわからないくて大変でしょ?せっかくだから力になれればって思っただけですよ」とサラッと答えてくださったんです。
その一言に…私の名前を呼んでくださったことにものすごく感動してしまって。この仕事に携われてよかった。心から思えた瞬間でもありました。
もちろん私だけの力ではありません。たくさんの方々の仕事と想いの集合体が別荘というカタチを創りあげています。しかしそれでも、思わず助けたくなる、協力したくなるような人間でありたい。「私」だからできる、繋がりを大切にした仕事をこれからも積み重ねていきたいと思います。

本日もご一読いただきありがとうございました。

noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。