スィーファーって何?〜名前の由来〜
ここまで数ヶ月noteで活動してきたが、そういえば一度も自己紹介のようなものを書いたことがない。自己紹介については必要に迫られたら記事にするかもしれない。
今日は「スィーファー」という単語の意味と、それにまつわるエピソードについて書いていきたい。おそらく誰にとっても馴染みのない、聞き慣れない言葉だろう。
これはずばりタイ語で「水色」という意味だ。「スィー(=色)」「ファー(空)」なので、直訳すると空の色、これで水色という意味になる。だから私のアイコン画像とヘッダーは空に設定してある。
ちなみに、少し細かいこだわりではあるが、Twitterの活動名は「スィーファーの闇」にしているので、暗い色味の空の写真をプロフィール画像に設定した。こちらは実際にタイで撮った朝焼けだ。
読み方を簡易的に表すと「sii faa」、発音は英語の「see far」に近いかもしれない。タイ語には声調があるので、イントネーションはスィー(↗︎)ファー(↘︎)となる。
ではなぜタイ語なのか。理由は簡単。以前、私がタイに住んでいたから。これだけだ。
人生最大の病み期を過ごした場所がタイだった。その頃、いつまでも眠れず長い夜を過ごしていた。そんな夜は決まってアパートの屋上に出て、空を見上げた。
この広い宇宙の中で私なんてちっぽけな存在。空を見ていると、自分の悩みなんてどうってことないと思えた。眠れないならいっそ寝なきゃいいじゃないか。食べなくて餓死することはあっても、寝なくて死ぬことはない。人間、眠気が来たらいつか必ず寝るのだ。
そう考えて空を見上げに行った。誰もいないアパートの屋上。そこから見える景色が好きだった。ベッドの上で寝なきゃと焦っていると余計なことをたくさん考えてしまうのに、空を見ているといつも退屈して眠くなってくるのだ。
小声で歌ってみたり、泣いてみたり。部屋の中では思考がぐるぐるして止まらないけれど、広い空の下では私の考えていることなど、すぐにどこかに消えてなくなってしまう。
だんだんと白み始め、周りが明るくなってくると、日が昇るその神秘的な空に目を奪われ、日々の喧騒も忘れてしまう。
暗いのも明るいのも、淀んでいるのも澄んでいるのも、全て同じ空。そんな私の心情を表せたら素敵だななんて思って「スィーファー」という名前にしてみた。
かっこつけちゃったな。後付けかもしれない。本当に私、活動始める前にそんなこと考えて名前付けたかな?
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