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友達から家族へ。

どうも、エメリアです。

さてさて……友達から家族へということで……
そうなんです…長年友達だと思ってた異性の方と付き合い始め、さらに家族になることに!!!!!

……んなわけないです…。
すいません、余計でしたね汗

記事の写真は僕と一緒に暮らしてる家族です。
名前は左が黒ひげ♂、右がチャチャ♀
 
本日はこの子達との出会いについて書いてこうとおもいます。


・警戒心を放つあなたと片思いな僕


 当時一人暮らしをしてた家からすぐ近くに高架下があり、僕はそこで人懐っこい野良猫と出会いました。  その猫きっかけで 地域猫 といういわばボランティア活動してる方に出会い仲良くなりました。

 地域猫とは簡単にいうと 野良猫にご飯をあげたり、繁殖を防ぐため捕獲して動物病院で避妊、去勢手術をしたり、里親を探したりと 野良猫たちの幸せ を掴んでもらうために色々と行動するボランティア活動です。(※あくまで僕のところはこういう感じで活動してたなので正式には違うかもしれません)
んで自分もお手伝いということで餌をあげたり、排出物の始末だったりをやってましてここの場所以外にも野良猫がいることに気づきました。

「ちょっと場所を変えてみるか」
ということで広場から離れて、高架下が続く方へと少歩いてみる。すると   

「ニャー」「ニャー」

柵の向こうから 2匹の猫 の鳴き声
そう…これが僕とこいつらの初めての出会い。

野良時代のチャチャ


野良時代の黒ひげ

ぶっちゃけ今とそんなに変わらないんだよな…笑
ガリガリってわけでもないし…。
 そう…僕と会う前にすでにこの場所を通る人が餌を上げてたりしてたっぽいのでご飯には困ってなさそうでした。 なので僕が通った時も『あ、餌くれるやつ来たかも』と出てきたのでしょう笑
『残念俺でした〜ってね笑』
 というわけで
『こいつらも人懐っこそうだ』と思い近づいたら…

…一瞬で逃げられました…。

『あ、あれそんなに……汗』

あんなに餌くれーって着いてきたのにこっちから近づいたら逃げるとか…まったく…

照れ屋だな!!(←そんなわけない)

 まあ野良猫なんてこれが普通ですよね、人馴れしてるほうが珍しいだなとこの時思いました。
 とりあえずご飯あげて様子みるか…
ということであげました

 写真撮ってる位置から少しでも近づこうとすると逃げるのでまだまだ僕のことを警戒してます。

この時はご飯上げたあとは満足して柵の向こうに逃げてきましたね…
『くそ~調子いいヤツめぇ〜』
そしてこの時僕は思いました。

『こいつらを触れるぐらいに懐かせられないかな…』

 小さい頃は近所に猫を飼ってる家があり、よく触らしてもらってましたが、あの時から猫の毛並みや体温を直に感じられなくて猫好きの僕にとってとても辛かったんですよ……実家も今の家も猫飼えないし… 。
 そんな寂しさや猫を飼えない紛らすために猫グッズを集めたり、猫動画を漁ったりと……。

『そうか……この子達と仲良くなればいい!

『餌くれるヤツ』 から『友達』へと!!!!!

それから2匹のことを気にかけ仕事出勤前や帰りによることにしました。
 これが僕の 片思いの始まり でした。


・辛抱強く


 言い忘れてましたが、この2匹は兄妹(姉弟)です。
(※どっちが上なのかはわかりません)
実は母猫も同じナワバリにいるんです。

これがお母さん

 茶色と白と黒の三毛猫であり、ちゃんと毛の色が遺伝してます。

猫ってある程度まで子育てしたら突き放すんですよね…その証拠に何度が2匹がこの親猫と対面すると親猫が子供たちに「シャーッ」と威嚇するんです!
なんか悲しいなと…まるでもうあんたとは縁切れてるよ!といってるみたいで…。まあそんなこんなでとにかくこの2匹と仲良くなるため頑張ろうと改めて思いました。

 何回か寄るうちに足音でわかるのか近くまでよってきて餌を催促してきます。「おお〜きたか~」
と近寄ると

サッと避けられる……。

『くそ!!なぜだ!』

しばらくはこれの繰り返し…。
あとは餌を上げたあとはわざとそこから離れず
「ここまでこれたら食べていいよ~」とやってみる。これも中々動かないんですよね〜…

『でも諦めんぞ……お前らと仲良くなるため…』

 そして数十分してようやく観念したのか恐る恐る近づいて食べようとする時もちらちらこっちをみて
ようやく食べ始めました… 。

よし!!と心の中でガッツポーズ!

 今までここまで近くにきてくれたことなかったから嬉しかった♪ただ、ちょっとでも動くと逃げちゃうのでじっと食べてる姿を眺めてました。食べたあとはまた俺から離れて安全なところでグルーミング(猫が自分の毛を舐めたりするやつ)をし始めます。餌を食べたあともしばらくは一緒にいて少しでも自分は何もしないよということをわかってもらおうとしました。

これが数ヶ月ぐらい続きました。
何度も何度も!辛抱強く
そしてある時変化が……!


・いなくなるチャチャと寂しがる黒ひげ


『あれ、チャチャがこない……。』

ある時から急に茶白のほうが来なくなってしまいます。ナワバリを変えた?? 他にもご飯くれる人がいてそこに行ってしまったか?

『……まさか……事故とか…』

と心配になっていました。そんな時の黒ひげの様子。

なんか凄く寂しそうにしてましたね…
妹(姉)がいないよーみたいに地面をくねくねしながらニャーニャーと鳴いてるんですよね…。正直寂しいという気持ちが猫たちにあるかわかりませんが…

『よしよし俺が慰めてやろう』

とどうせ逃げられると思い手を近付けると…


クンクン  (匂いを嗅いでくる)

…すりすり  (手に顔をこすりつける)

!?!?!?!?!?

『えっっ!!  嘘だろ!!!』

 急に懐いてるねこみたいなことしてくるやん!!チャチャがいない寂しさでこうなったのか?!
と、とにかくめちゃくちゃ嬉しかった!

『やっと……仲良く…なれた!』

 よし…あとは茶白だけだな! ただ本当にどこいったんだか…まあそのうち現れるかな…。

 とにかくこの時は黒ひげと仲良くなれたことが本当に嬉しくてどんなに逃げられても辛抱強く手を差し伸べ続ければ思いが届くんだなって…!

次はチャチャだ!さあ…早く俺の前に現れな!!!


・チャチャ現る! だがしかし…


 チャチャ!!!

お前どこいってたんだよ!!
ったくちょっと心配しちゃったじゃんかよ!   
まあこれで一安心だ…よかったよかった〜
……と思いきや。

ここで 不思議な行動 を目撃しました。

 いつも通りチャチャと黒ひげがいたんですが、黒ひげが茶白の首に噛み付いて何かしようとしてる…
ただのじゃれ合いかなと思ったら今度は黒ひげが茶白に跨る姿勢をとります。
  
『え!なになに!なにしてんの??』
謎だったのですぐにスマホで調べました。


『……え……うそ…。』


 おそらく知識がある方はもうわかるかも知れませんがあれは 交尾 をしようとする行動なんです。僕が驚いたのは血の繋がった猫同士でも発情期を向かえると交尾をしてしまうとのこと…。  
まてよ…茶白がいなくなったのって…

『黒ひげから逃げるため…だったのか…。』

いや、考えすぎか…

とにかく!とめなくては!と
わざと驚かせたりして、なんとか引き離すことはできました。調べたらこの頃は丁度猫の繁殖期に当てはまる期間だったので周りにほかの雄猫も近寄ってくるんですよね~…こんな感じに交尾をさせないために色々と頑張った期間でした

 ですが……

 ダメでした……
 ちょっと見えにくいですが、茶白の乳首が赤く大きくなっています。さらにお腹も大きくなってました
 どこの猫かわかりませんがお腹の中に命を宿してしまいました…
 いや、別にこれは生き物にとっては素晴らしいことなんですけどね!汗
 ですが地域猫のお手伝いをしてる身とてはあまりよろしくないことです。野良の子猫って聞くところによるとあまり生き残れない子が多いそうで…
なのでもし生まれたとしても生きれるかどうか…
 
こいつらと友達になる!と軽い気持ちで頑張ってきましたが、野良の過酷さを知り少し見方が変わりました

※話はあまり触れませんが無事子猫は生まれて、何回か茶白が世話する様子も見ましたが、やはり生き残れずでした。


・友達との日々とこれから


 そんな慌ただしい期間でしたが……
 なんと!

 茶白も心開いてくれたのか触らせてくれるようになりました〜笑笑

 黒ひげとは違って呆気ない感じでしたが

 このように!!
 どうですか!!!

 『ついにやったぞ!!!! この手でこいつらを懐かせてやりましたよー!!!!』

『はーっはっはっはっはっは!!』

ゴホン!、ええ失礼しました。
とまあ当初の目的のこいつらと友達になるというのは達成できまして、この頃は本当に癒しでしたね…
ご飯あげて撫でてあげて、回りに排出物があれば回収し、あとは傍に10分くらいいてその場を離れるみたいな週間がしばらく続きました。その間にその他の野良猫たちの捕獲、去勢、避妊が順調に行なわれてきました。そしてついに茶白と黒ひげの番になりまして2匹も無事に去勢と避妊手術を終えました。
 動物病院に預けてる間は会えずで少し寂しかったのでまた会えるぞ〜と思ってたんですが活動仲間の方との話で

「また野良に返すのも可哀想だよね~」

となりました。
 確かに…でも俺がこいつら面倒見るし大丈夫じゃないかななんて思ってましたが話の流れで


「〇〇さん、この子達飼うことできないかな?
   

………………え?

正直今まで考えてきませんでした、これからもいつもの場所で会ってご飯あげたりお世話したりすると思ってたので、自分が猫を飼う ということまったく考えませんでした…。
 てかそもそも家はペット禁止だし飼えないし…
 
『いや~それは〜流石に〜笑』
『難しいよね、仕事も忙しいしそうだし』

とその時は話を濁しましたが、頭の中でずっとモヤモヤしてました。懐かせるという軽い気持ちと地域猫のお手伝いということであの子たちにご飯をあげてましたが、野良猫に餌を与えるという行為は一般的には良くない行為です。その場所に集ったり排泄物もでますので近隣トラブルにも繋がります。
 近隣の方でもこの活動を理解してくれてる方とよく思ってない方もどっちもいるので、このまま野良でお世話するのはやっぱりよくないのでは…
しかも外なので交通事故に遭う可能性だってあります。いやでもペットOKでしかも猫2匹OKなとこを探すのって大変だし、費用もはヤバいだろ!とか、だったら他の里親を見つけたほうがいいのでは?とか……

いやー無理じゃね??と最初は思ってたのですがこれが不思議なことに人生ってなんとかなるようになってるんですね…物件探しも『ここ!いいな!』というのも奇跡的に見つかり費用面もこれが何とかなりそうな目処がたってしまうんですね…。

『決めた…。こいつらと暮らそう……!』

ボランティア活動の方たちに飼うことを伝えました。
僕含め仲間の方たちも2匹のことをすごく可愛いがってたのでこれで一安心って感じでした。
それから引越しの準備と2匹を迎え入れるための準備を進めました。

 いやぁ…予想外でしたね…。まさか自分が猫を飼う ことになるとは…。昔、冗談半分で親に「猫飼おう!」とか言ってたのがこういう形で叶うとは…まあ今回は 飼いたいから飼う のではなく、責任もって自分が世話しなくてはならないから飼う という感じなので飼いたい半分、責任感半分ってとこですかね。

とにかくこれで餌くれるやつ友達、そして
家族 になることになりました。


・家族との暮らし


『こら!チャ!なんでいたずらするの!?』

『おい、ひげー ダンボール以外で爪とぎすなー』

 …とまあこんな感じに叱ることが多い…汗 
 ご飯あげたり、トイレ掃除、遊んであげたりと
 色々と大変。
 
   これが猫と暮らすということか…笑
  
ですが


こういう姿を見せられたらそんな大変さも忘れてしまいます笑   ちなみにこれは冬になると2匹一緒に寝るんですけどその様子です。
 
ったく…呑気な顔しやがって…笑
 
ということでここまで出会いから一緒に暮らすまでを書いてきました。引っ越してからもう地域猫の活動はやってないのですが今でも野良猫を見るとちょっと立ち止まって眺めてしまいます。
 実は野良猫に警戒されるの結構好きなんです笑
 あの目をまん丸にしてじっと見てくる様子に可愛さを感じてしまいます…!
変態かもですね笑

 もちろん流石にもうご飯とかあげたりはしません。
無闇に関与するということはそれなりの責任が発生しますし、なぜなら…

僕の家には2匹の猫…いや家族が待ってるので!!!

浮気をするわけにはいきません汗


これからもよろしくね!
 チャチャ! 黒ひげ!

 以上、エメリアでした。


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