見出し画像

元CA、ときめき

私は20代の頃、国際線のCAだった。

それは子どもの頃からの夢だったし、それを叶えられたという自信とか、その職業に就いている間に経験したことや学んだこと、楽しかった思い出や今でもすごく仲の良い同期たち、色々なことに恵まれたと思う。

なぜ急にこんな事を書くのかと言うと、今こんまりさんの片づけをやっていて、その時のモノが捨てられないから。

キラキラした20代の思い出にすがって生きているのかなとか思ってしまう。

例えば、服。その頃お給料のかなりの部分をワンピース に費やしていたと思う。ときめく服を買いまくっていた。(仕事は制服だし、外資系だったからか通勤するにも堅苦しいルールもないから皆好きな服を着ていた)

CAを辞めてからは、日本のフツウの会社や大学にも勤めたのでちゃんとした服が必要だと思い、そういう服を買った。

妊娠、出産を経て体型が変わり、着られる服を買った。

ちゃんとした服も適当な普段着も別にときめかないから手放すことができる。そしたらあの頃ときめいていた服が残る。今でも素敵だなと思うけど、もう着られないし、また着たいわけでもない。

元CAという肩書き?で多分その後の仕事もにも繋がったし、多分結婚相手にも出会ったと思う。元CAで今は違う分野で活躍している方も沢山いる。

だから別にすがる、とかじゃなく、自分の一部として元CAは持っていてもいいのかなと思う。

だからもう着ないけど、素敵なワンピース は残そうかなと思った。服としてではなくてときめくインテリアとしてならつじつまが合う気がする。

しかし、ときめく買い物してないな…あれから。

今、私どんな服が着たくて、これからどんな人生を望んでいるんだろう。

片づけ、軽い気持ちで始めたけれど、結構重い。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?