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【退職エントリ】大好きなファンコミを辞めました

10月末をもって、新卒から約2年半ほど勤めたファンコミを退職しました。

退職の実感も湧かないまま、書いては消し、書いては消しを繰り返して書いて、やっと公開に至っています(笑)

書き終えてみたら、退職エントリではなく「大好きなファンコミへのラブレター」になっていました。ファンコミでの2年半の振り返りと、ファンコミへの感謝を綴らせてください。

ずっとファンコミに恩返しがしたかった

ファンコミとの出会いは新卒向けの合同説明会。就活中はたぶん100社くらい受けた気がするのですが、せっかく受かったベンチャーの内定を承諾した後にお断りしたりとか、その後どの会社にも受からなかったりして正直めちゃくちゃ大変でした。

そんな中、もともとユーザーだった「A8.net」の運営会社であるファンコミと出会い、新卒として採用してもらいました。当時は、ファンコミに採用してもらったこと、ちゃんと私を見てもらったことが嬉しくて、採用をしてくれた人たちに「採用してよかった」と思ってほしくて頑張ってたなぁ……。

ファンコミの新卒はみんなA8.netの新規営業をするのですが、私はテレアポがかなり苦手でした。でも希望の部署に行きたかったので、なんとか頑張ってそこでは新卒トップの成績を取ることができて。

そんなときにちょうど、新規事業の部署が新設されることになり「なんか新卒に面白いやつおるな!」と、謎に新規事業を作る部署に配属されたのが2018年の10月でした。

新規事業の部署は、二宮さんという取締役・nendという広告サービスの立ち上げをした、要するにめちゃくちゃ偉い人とふたりきりでスタート

当時朝活にハマっていた私は朝専用の美容室予約事業をやったり▼

女性のキャリア相談サービスをやったり▼

A8の部署に異動してクラウドソーシングサービスをやったり▼

キャレア以外は正直大ゴケしてるし、1つもマネタイズできなかったのですが……めちゃくちゃ自由にやらせてもらって、いろんな経験をさせてもらいました。新卒ではなかなかできない経験だったし、本当にありがたかったです。

裁量労働である程度時間の自由がきいたり、コロナが流行ってからはリモートが主になったりと働き方もとても柔軟だったので、正直働き方には大きな不満はなく。ホワイトでとても働きやすい会社でした。

それでも私は、大好きだったファンコミを辞める決断をしました。

新規事業を一生やる覚悟がなかった

辞めることを決意したきっかけは「同い年の友達の妊娠」でした。

私はもともと、28までに子供を産んで田舎に移住して、子育てが落ち着いたら復職したいなーとぼんやり思っていました。

だから、28までには復職できるだけのスキルとキャリアをつけなくてはいけない。今のまま新規事業を続けると新規事業系のキャリアが積み上がります。

でも正直、子育てをしながら自分のペースで働くには、新規事業立ち上げの仕事はハードすぎるとも感じていました。

また、28歳で子供を産めたとして、あと3年(いま25歳)で事業を成功させることが難しいんじゃないか、成功させたとしても一番いいところで事業を他の人に任せられるのか。

そう考えると、一生をかけて事業をやりきることと私の理想のライフプランは両立できないと思ったんです。
(※もちろん、子供がいる起業家の方もたくさんいます。あくまで私の場合は両立できないと思っただけ。)

新規事業立ち上げに関わっていればさまざまなスキルがつくし、価値のある経験ができます。しかし、将来的にやりたい仕事に直結させるのは難しい。

「このまま新規事業畑にいてもいいのか」
「めいっぱい働ける今こそ、ライフプランに合ったキャリア設計をしたい」

たくさん悩んで、いろんな人に相談した末に「私の本当にやりたいこと」に時間を使いたいと思うようになりました。

やっぱり私はメディアをつくりたい

実は入社当初、新規事業の部署を希望していたわけはありませんでした。

私がファンコミに入ったのは、A8.netのメディア(大手Webメディアやブロガー)の営業担当としてサポートをしたいのが理由でした。個人で頑張るメディアさんを応援したい気持ちと、ノウハウを溜めて自分のメディアに活かしたい。そう思ってファンコミに入ったし、成績を出すために苦手なテレアポも頑張りました。

(とはいえ、新規事業も当時「いつかやりたいなぁ」と思っていたのでだっ、新規事業部への配属に不満はまったくありませんでしたし、結果的に経験が積めて本当に良かったと思っています。)

新規事業部でさまざまな事業を企画・運営する中で1番楽しかったのは、キャレアでインタビューメディアを運営しているときでした。そのときからやっぱり私はメディアが好きだなぁと、なんとなく思っていました。

しかしオウンドメディアはあくまで補助で、私のやるべきはメインの事業企画。事業企画は楽しいけど「もっとメディアを本気でやってみたい」という気持ちが強くなっていきました

同時にプライベートで作っていたメディアで少しずつ収益が立ってきたことや、本業と副業でのメディア運営・ライター業務の両立に限界を感じた結果、一度本気でメディアをやるためにファンコミを辞めることを決意しました。

「ファンコミ以上にいい会社はない」と断言できる

最終日、コロナ禍で大々的な送別会ができないにも関わらず、新規事業の部署の人たちがささやかな送別会をしてくれました。

コロナでリモートになってなかなか会えなくなった、先輩や上司、事業部のメンバー。自然と繋がりがなくなって、辞めても気持ちは変わらないと思っていたけれど、改めて「ああ、私は、ほんとうにステキな会社で、ステキな仲間と一緒に働いてたんだ」と実感しました。(帰り道はメソメソ泣いてましたw)

「もえ」「もえぴ」と親しみを持って呼んでくれる、上司や先輩、同僚のみんなが大好きです。悩んだとき、忙しくても部署が違くても、いつも相談にのってくれた上司や先輩が大好きでした。

会社を辞める理由には、マイナスな理由もあります。

それでも私は、私にとってファンコミ以上にステキな会社は無いと思っているし、次にファンコミ以上の会社を見つけるのはすごく難しいと思います。ほんと、転職するのが怖すぎるくらい……(笑)

3年後、また一緒に働きたいと言われる私に

「3年後、また萌と一緒に仕事ができるようになったらいいね。それを目指してお互いに頑張ろうな」

最終出社日に、上司がこんな言葉をかけてくれました。

やりたいことはふわふわしているし、逃げた部分もあります。でもこの上司の言葉で「この人に、あの時送り出してよかったと思われる人になりたい」と決意しました。ファンコミに入社したときと同じようなことを言ってますね(笑)

正直、次にやることはまたふわふわしているので、ちょっと休んで、しっかり自分に向き合って考えていきますね。

大好きなファンコミ。一緒に働いてくださったみなさん。二宮さん。

本当にありがとうございました。

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