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自己紹介‐なぜ私が保健サポーターを始めたか‐

こんにちは、フリーランサーの保健サポーターのellieです。


今回は2回目なので、私自身について書こうと思います。

年齢:30代

資格:看護師・保健師

職業:会社員(医療系の企業に勤めていますが、現在は看護師としても保健師としても働いていません)

現役のナースでない人に保健サポートを名乗ってほしくない!とおっしゃる方はこの先は読まなくてもいいかもしれません。


そもそも記事を書き始めようと思ったきっかけは?

30代になり、独身の私は、お酒もそこそこ好きで、少し寂しがりでもあります。仕事終わりに、気軽に一杯飲みたくなった時に、一見の居酒屋さんや、バル、バーなどにふらっと入り、そこにたまたま居合わせた方々とおしゃべりをすることに楽しみにしております。(元ナースなので、人見知りはしないのです^^)

そんな場で、仕事の話になると、いろいろと面倒なので、「看護師です」と名乗ってました。(資格は永久ですし・笑)

すると、お話相手の反応は3つに分かれます。

1.へぇーそうなんだ。

2.実は俺、高血圧で血圧が○○〇もあるんだ。

3.ねぇ、ちょっと聞いていい?実は最近、お酒飲むとたまに足がいたくなるんだけど。。。

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1.の方の場合は、身体の不調もなく、おそらく定期的に健康チェックを行い、自ら健康であることを確認されている方

2.の方の場合、たいていが素敵な年齢を召したおじさまサラリーマンの方のことが多いですが、自らの疾患を的確に把握され、おそらく薬物療法(内服)等にてなんらかの対処されている方

3.の方の場合、医療機関を受診する機会がなく、なんとなく症状を自覚しつつも何も行動ができていない方。

そして、3.の方々のほとんどが、自営業・自由業・フリーランサーの方々が多いと気づいたとき、酒席で冗談めかしたアドバイスをしている場合ではないのではないか。

幸運にも私に会えた方には疾患について、受診方法について、治療方法について等々、誠心誠意お伝えしていますが、もっともっと、困っている方々がいるのではないか。。。と思い、フリーランサーの多いこのnoteという媒体を使って記事を書くことにしました。


私自身が健診で命を救われました

実は、私自身も29歳の時に健康診断をきっかけに大病を見つけることができ、命を救われた経験があります。

看護大学後を卒業後、3年半ほど都内の総合病院で正職員として働いた後、若い時にいろいろな経験をしたい!と思ってフリータ―ナースをしていました。

看護師の働き方は主に2つあり、正職員として一つの病院で雇用されて病棟や外来に配属されて働く正統派タイプと、派遣会社や自らのつてで、いくつかの職場を掛け持ちしながら、概ね正職員と同程度か頑張ればそれ以上稼ぐことのできるフリーターナース。

当時私は、病院付属のクリニックの非常勤看護師の仕事をしつつ、空いた時間を利用して、訪問入浴やデイケア等の単発の仕事をして、看護師としての色んな働き方を経験してみよう!と思っていました。

そこそこ大き目の病院の付属クリニックであったこともあり、ラッキーなことに、非常勤職員にも手厚く入職時健診やワクチン接種の補助を実施してくれました。(医療職ならではだとは思いますが、今考えても本当にラッキーだったと思ってます。)

健康診断や人間ドックを定期的に受けたことのある方は、お分かりになると思うのですが、必ず医師が、呼吸音を確認したり、首や足のあたりを触って確認する行程があります。

そこで、突然。。。

「う~ん、気にならない程度だけど、ちょっと甲状腺が大きい気がするから、念のため、要再検査にしておくね」

と、言われました。

え?甲状腺?

看護師ながら、一瞬あれ?何する臓器だっけ?と考えました。

これまで、看護師として、病気の人は何人も見てきましたが、自らは病気とは無縁の生活をしていましたし、病気になり得るような体型でもなければ、生活習慣も至極全うでした。(あ、違いますね、たまにお酒を飲みすぎちゃうくらいの不摂生はありましたが、日常生活を脅かすほどの量は飲んでません)

再検査をの予約・検査をしながら、「念のための再検査」だから、きっと、これでグレーが白になるはず!だってまだ20代だし♪

と、考えていました。

しかしながら、そんな楽観的な考えは、空に消える答えが返ってきました。

「看護師さんだから、はっきり言うね。残念ながら、腫瘍は悪性でした。

つまりは、がんということね。あなたのしこりは、甲状腺乳頭癌です」

当時、私は29歳でした。

甲状腺乳頭癌については別途詳しくお書きいたしますが、

がんという病はもちろん加齢に伴うほど罹患率は高くなり、生活習慣を気を付ければ、予防できるものもある一方で、どんなに健康的な生活を送っていても忍び寄ってくる病であることをその時、初めて知りました。

私のケースはとてもレアなケースだと思います。それでも私は声を大にして言いたいことがあるのです。

自身の健康を過信してはいけない

年齢・生活習慣・家族歴、そんなことは、あなたの健康状態を保証しないのです。少しでも気になることがあるのであれば、居酒屋で知り合った看護師に相談する前に、自身の足で病院に出向いて下さい。

自由業・フリーランサーの方々にとって、自分で自分の健康を確認することは、コスパは悪いかもしれないけど、最大の投資です。

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