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三原勇希 × 田中宗一郎 POP LIFE: The Podcast #052 音楽やカルチャーの本を売るのは大変? Guest: 柳樂光隆(Jazz The New Chapter)

21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズ本『Jazz The New Chapter』第6号( https://amzn.to/2QtoT8o )を上梓したばかりの「最後のジャズ評論家(©大谷能生)」=柳樂光隆がエピソード#023~025(https://spoti.fi/2U402tO )以来の再登場。

冒頭の話題はレッド・ツェッペリンに散々搾取されたウィリー・ディクソンよろしく盗作事件?に巻き込まれた柳樂がソーシャル・メディアで嘆いたり怒ったりする近況から。そこから、映画・音楽ジャーナリスト宇野維正との共著『2010s』(https://amzn.to/2U4ThZ4 )を上梓し、かつては音楽雑誌『スヌーザー』の編集長を15年間務めた田中も辛酸を舐めてきた、音楽やカルチャーを扱った書籍を売る苦労=旧態然とした「出版業界の流通システム」の話題から一気に転がり出す「作ること以上に届けることが難しい、この世の中って何?」回。

書籍、雑誌、ムックの違いって?
発売日や部数は出版社や著者が決められない?
書店が売りたい本を仕入れられなかったり、売りたくない本まで配本されるシステム配本って?
柳樂は常に田中が15年前に踏みしめた血の轍を追いかけてる?
日本の文化風土だと『2010s』と『Jazz The New Chapter』どちらがニッチ?
10年近く前に田中がジェイムス・ブレイクにインタヴューした記事は今でも完璧?
田中は年中ソーシャルで悪口ばかり、柳樂は愚痴ばかり言ってる?
ヒダカトオルと田中は犬猿の仲?
三原は柳樂のツイッターがうざくてミュート?
編集者は自分の本を積極的に売ってくれた書店/売ってくれない書店をすべて覚えている?
いまだに現在進行形のジャズよりも過去のジャズ遺産を扱う本の方が重宝される?
愚痴も怒りも嫌味もソーシャルで何でも呟く柳樂に対し、三原と田中のソーシャル発言マネージメントの方法って?
柳樂の趣味と副業はクソコラ作り?
田中のすべての言論活動は「自民党支持者に語りかけたい」という動機に基づいてる?
ジャズなんて自分と関係ないと思っている人たちにジャズを届けるための柳樂の工夫、「将来はアクティヴィスト(©田中宗一郎)」と言われている三原が政治的発言をするための苦労って?
『2010s』の中で田中が爆発させているコミュニタリアニズムは右翼思想? それとも左翼なの?
ビヨンセもカヴァーしているブラック・ナショナル・アンセム“Lift Ev'ry Voice and Sing”の存在を誰のヴァージョンによって知ったかでその人の文化的トライブがわかる?
田中と三原はこっそりFilmarksをやってるの知ってます?
70年のロバート・アルトマン映画『ブリュースター・マックラウド(邦題:バード★シット)』のサントラは大名盤?
『2010s』における田中の「2010年代は2008年に始まった説」はジャズの世界にも適応出来る?
〈ロー・エンド・セオリー〉とデイダラスの功績って?
ストリーミング・サーヴィスとジャズやインディ・ロックの食い合わせの悪さは彼らが独自のエコシステムに恵まれていたから?
現行のワールド・ミュージックの伝道師サラーム海上はむしろ料理レシピで大人気?
こんなクロス・カルチャーの時代に音楽を聴く以外は『科捜研の女』と『相棒』ばかり観ている柳樂ってどうなの?
映画監督デミアン・チャゼルは一部から何故こんなに嫌われてる?
三原“元ヤンの元カノ”勇希と田中“チンピラ”宗一郎の前で本音は話せても稲垣吾郎の前では忖度する柳樂の態度ってどうなの?

ーー究極の「超・雑談」と化した柳樂ゲスト回は3回連続配信、最終回には思わぬ飛び込みゲストが乱入します。清水の次郎長映画のはずが、何故か中村錦之助演じる大前田栄次郎まで登場する松田定次63年の映画『勢揃い東海道』ばりのとんでもオールスター展開。では、今回も台本なしのフリートークがゆえの事故や逸脱、情報や意味の隙間からこぼれ落ちるヴァイブスやエモーション込みで「奇妙で特別な時間」を楽しんで下さい。

この続きの後編「#053 文化には教育・NPO・行政の援助が必要? Guest: 柳樂光隆」はこちら

過去の出演回はこちら

#023 君は何故ジャズに取り憑かれたのか? Guests: 柳樂光隆

#024 レコード屋と音楽雑誌は犬猿の仲 Guest: 柳樂光隆

#025 ビヨンセとカマシ・ワシントンどちらが偉い? Guest: 柳樂光隆


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