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無料添削デザインスクール #130「ひまわりイベントバナー」

添削

ひまわりフェスティバルのバナーですね。
シンプルなバナーですね。

■構図

構図だけを見るために単純な要素を図形にしてみました。

こうしてみると背景のスカスカしているところが多いように感じます。
右下のひまわりはおまけみたいなものなので要素から除外しました。

バナーや広告は4秒や0.4秒しか見られないと言われています。
昔は10秒とかとも言われていたのですが「TikTok」など短い動画を短時間で大量に見る世代にとっては、興味のない広告を見る時間は日に日に短くなっています。
その内0.01秒とかになりかねないです…

そのくらい短い時間しか見られないので、バナーは限られた領域で最大限アピールする必要があります。
WEBサイトなどは余白を入れてゆったり見せることができます。
ある程度その商品を調べに来ている人なので、余裕があっても見てくれるからです。

バナーの場合は99.9%興味がない人に見てもらいます。
潜在ユーザーも数%だけで、彼らも広告は見たくないので飛ばします。

これでもかというくらいお金をかけて、有名なデザイナーが作ったのしても、1~2%ほどしかクリックされません。
3%出したら歴史に名が残ります。

文字や写真の要素を大きく使うようにすると見た目がもっと良くなるはずです。

単純に文字などを大きくすると思ったよりスペースが足りなくなるので、要素の大きさにも強弱をつけたり、配置を変えてあげるとメインの文字などは大きくすることができます。

■優しい嘘

写真にいらない物が写っている時は消しちゃいましょう。

色味も変更して、ひまわりがよりひまわりに見えるように加工してあげるといいです。
嘘の加工は怒られるのでダメです。

咲いていないひまわりを咲かせたり、存在しない青いひまわりとかを作るのは誇大広告や詐欺行為になるので注意が必要です。

よりよく見せる加工はどんどん入れていきましょう。
トリミングの位置も変えてあげると見え方が変わるのと、文字を入れるスペースを大きくすることもできます。

■可読性

前にも書いた通り見られる時間がとても短いので、読みにくい字はほぼ読まれません。
できるだけ読みやすいようにしてあげるといいです。

文字にふちをつけるのは、最初はしないで見やすくできないかを考えるといいです。
文字にふちがあるとどうしてもポップな印象になり、ボテッとした洗練されていないように見えます。
単色で成り立たないか挑戦してみてください。

背景が青空なので、白文字でもそこそこ見やすくはなります。

■見えないものは作らない

バナーは小さいので、見えない物よりも見える物を作りましょう。
効果的になるものはどんどん追加して、追加しすぎたら削っていきます。
これを繰り返すと洗練されたデザインになっていきます。

試しにこんな感じで入れてみたり。
筆記体とひまわりで夏の海っぽく感じるのは私だけでしょうか。

筆記体はあまり読めないのと読まれないので装飾として扱うのも手です。

イラストを入れると可愛い感じに寄っていくので、どういうデザインにしたいかでイラストのテイストはコントロールするといいです。
イラスト一個で印象は大きく変わります。

■フォント

フォントがスタンダードなフォントで組まれているので、フリーのフォントでもいいので、少し集めてテイストごとに変えてあげるといいです。

フォントを変えるだけでも雰囲気は大きく変わるので、フォントはデザイナーの必殺奥義です。
フォントは高いので個人で集めるのは大変なので、会社に入ったら会社が持っているフォントを色々使ってみてください。

フリーでもそこそこ集めることはできるので、探してみてください。

■フォントとテイスト

こちらのバナーはイラスト調で可愛い路線になっていますが、フォントが力強いので、印象が堅く見えます。
デザインテイストを変える時は、フォントも変えてみてください。

■シンボルを目立たせる

物には特徴ともいえる形が存在します。
ひまわりは大きな太陽のような形が特徴的です。

その形をあえて封印するよりも、イラストでも出した方がいいです。
ハチがいますが、ハチは春のイメージなので、あまり夏には合わないようにも思えます。
夏のハチはスズメバチとか危険なイメージなので…

シンボルになるところに日付が入っていますが、基本的にあまりシンボル的なものに日付などをかぶせない方がいいです。

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