無料添削デザインスクール #124「ペイペイカード申し込みバナー」
添削
ぺイペイカードのアプリダウンロードバナーですね。
あのペイペイだとは思うのですが、別物だと思って添削します。
■はみ出すぎ
文字が飛び出しちゃうくらい元気な印象を出したい時に文字をはみ出させたり、あえてギリギリにしたりしますが、少しはみ出すぎですね。
狙ってやったというよりは、ミスってこうなってしまいましたという風に見えるので、最低限文字をしっかり読めるくらいにするといいです。
ミスに見えないくらいでも同じような効果が得られます。
■QRコードの位置
QRコードがど真ん中に置いてありますね。
QRコードも生まれて20年くらいと若いものなのでこれと言った決まりがまだありませんが、真ん中に置くのは…しかも文字の中に置くのはあまり見たことないですね。
これがダメかと言われたら、そんな決まりはないので良いのですが、QRコードが模様に見えてしまって、埋もれてしまう弊害があるとこれを見て発見になりました。
ある程度「これはQRコードです」と囲んであげないと、ただでさえ意味のない幾何学模様なので迷彩のようになってしまいますね。
■文字の簡略化
QRコードが数字の中に入っているので「0」が簡略化されています。
どこまで簡略化しても読めるのかの線引きは難しいですが、重要なポイントなどは誤解がないようにしておいた方がいいです。
読めると言えば読めるんですけどね。
こんなことやる人はいないとは思うのですが、見る人によっては「2000ポイント」に見えるので「2000ポイントだと思って応募した!ポイントよこせ!」と訴訟を起こしてくる人もいるので…
クレーム対策のためにも、ポイントや金額はできるだけ誰が見ても違う意味に取られないようにするといいです。
ず~っと昔に問題になったような気がしますが…
「200万円だと思ってたら2万円だった」みたいな。
さらに悪質だと「200万プレゼント!(ジンバブエドル)」みたいな。
これは詐欺に近いので消費者庁に怒られていたような記憶があります。
■色の組み合わせ
色の組み合わせがパワーパフガールズみたいになっていて、目がチカチカします。
原色と反対色を組合しているので、パワーはあるのですが、ありすぎるように感じます。
有名な企業などの広告など見ると、テーマカラー一色をメインにして、バランスよく配置しています。
そこまで多い色を使わなくても目立たせる方法はあるので、色数を減らして目立たせる方法を考えるといいです。
反対色は目立つのですがギラギラするので、使いどころが難しいです。
まとめ
これまでのを見て、雰囲気作りはできているのですが、方向が少しズレているように感じます。
作る技術は十分にあるので、広告の目的と方向性を考えて、その方向に向かって全力で作り込んだらすごくいいものが作れるはずです。
デザインは、どんなにいいデザインでも方向性が間違っていると全然効果が出ません。
デザインがまぁまぁでも、方向性がばっちり決まっていると爆発的な効果が出ます。
漫画で例えると、絵は下手だけどストーリーが面白い、人気が出て絵が下手だったけどそれが味になる。
絵の技術(デザイン力)よりもストーリー(方向性・戦略)が重要だった~みたいな感じです。
違うか。
お題
こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。
デザイン添削のご依頼はTwitterから!
Twitterで投稿された作品を添削しています。
添削を希望される方はTwitterにハッシュタグ「#デザイン添削希望」を付けて投稿してください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?