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無料添削デザインスクール #174「カフェチラシ」

添削

カフェのチラシ・フライヤーですかね。
A4くらいを想定して添削します。

■誤認

「NEW OPEN」が上下で分かれているので別物のように見えました。
「NEW」だけで新しくできたのかな~
「OPEN」でオープン時間かな~
今回はそこまで変わらないのですが、デザインする上で誤認させるとトラブルになる場合もあるので、できるだけ誤認されないようなデザインにするといいです。

■チラシは自由度が大切

全体としてカチッとした堅いデザインになっています。
WEBサイトのようにフォーマット化されたような印象もあります。

紙媒体の場合は、コーディングなどの規定が少ないので自由度がとても高いです。
もっとのびのびとデザインをしても大丈夫です。

チラシは情報よりもこのお店に行きたいと思わせたり、どんなお店かを伝えるツールなので、雰囲気などを全力で出すといいです。

■デザインの方向性

今回テーマにしている「静かな森の中」が出せているかを考えると、上半分は確かに木々に囲まれた静かな感じが出ています。

下半分がペパーミントっぽい色合いで静かというよりは、明るい印象があります。
全体の色合いもテーマに合わせてあげるといいです。

飲食系はシズル感が重要なので、単色の背景より何かモチーフを入れてあげたり、全体で雰囲気作りをしてあげるといいです。
単色でも成り立たせるのであれば、その他の写真や商品などが立つようにしてあげるといいです。

■チラシの目的

チラシを見た人が行きたいと思うのも目的ですが、どこにオープンしたのかざっくりでも覚えてもらうのも目的です。
地元の人だったらすぐに分かるように地図を大きめにしたりするのもいいです。

目玉になる映えそうな商品があればそれを見せればいいですが、それがない場合は、とにかく場所で覚えてもらうために分かりやすく地図を見せた方がいいです。

デザインをしていてよく作るのが地図です。
単純化しすぎて全く分からない地図とかもたまにあります。
最低限の情報でも分かりやすい地図にするため、色々作ることが多いです。

細かいですが、松本駅って縦に走ってますよね?
地図だと横向きに走っているので、そこもリアルに作ると練習になります。
どのくらい精密に作ると分かりにくくなるか、単純にしすぎると分かりにくいかなども考えて作ってみてください。

地図はデザインの幅がとても広いので作っていて楽しいです。
地図だけでお店の雰囲気を出したりもできます。
色々作ってみてください。

■要素の分配

上半分に文字要素が少なく、ほぼ写真だけなので要素をもう少し上に入れてあげてもいいかと思います。
ポストに入れる場合、あまりオシャレすぎると一瞬見ただけで捨てられる可能性が高いです。

有名なコーヒー店とかなら店名だけで「おっ」っと思ってもらえますが、地元の喫茶店だと難しいです。
日本語で「おいしいコーヒーを出す喫茶店が開店しました」と真面目に書いた方が伝わる場合もあります。

オシャレにしないとだめだけど、読んでわかるようにしないといけない。
チラシはやることがとても多い媒体です。
難しいですね…

■フォント

色んなフォントが混ざっているので、できるだけ統一してあげるといいです。
特に下のロゴの横に違うフォントの数字を置くとガチャガチャ感が出るので、電話番号はクセのないフォントにするといいです。
ロゴのフォントに合わせられるなら、この感じで統一させると、まとまが出ます。

ロゴというのは店舗や企業を分かりやすく表したものなので、その雰囲気に合わせれば間違いないことが多いです。
なので、ロゴをちゃんと作っていない企業やお店のデザインの時は、どんな雰囲気のお店なのかを聞かないといけないので大変です。
逆を言えばロゴがしっかり作りこまれていると方向性は出しやすいので私は楽です。
ロゴが無いというお客さんの場合は、仮のロゴから作ることも多いです。

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