2019年グレーゾーン記念年

2019年の始まりは、最悪と言ってもいいはじまり方でした。

年始早々生まれて初めてインフルエンザというものにかかり、

そしてまさにその罹患中に

もの凄く嫌な出来事があって

「そんなに矢継ぎ早に痛めつけてこなくてもいいじゃん!」って

もう

まだ1年が始まって数日しか経っていないというのに

コテンパンに滅多うちにされたものでした。

正直、今年中には乗り越えられないとその時は思ったけれど

なかなかどうして意外と早く立ち直って

大晦日の夜にこの1年を振り返ってみると

「なかなかいい1年だったかも」なんて

思ったりしています。

不思議。


今年は、

自分から何かを逃す術を見つけられた1年だったと思います。

自分のグレーゾーンを見つけた、とでも言いましょうか。

今までのわたしは、何事も全部受け止めて、何事にも正面からぶつかりすぎてた。

そのくせ白黒を早くつけてしまいたくて、

そうするとどうしたって自分の中では歪みが生じる。

でもそれに気づいていなかった。

解決したと思い込んでいるけど実は解決していないうえに自分の中に歪みを作っているっていうことに

自分で気がついていませんでした。


そんなときに耳に入ってきた、「グレーゾーン」という言葉。

「旅する嬉野珈琲店」にての質問コーナーで嬉野雅道さんがお話されていたことでした。

何もかも白黒をはっきりさせる道もあるけれど、

グレーゾーンという、なんとなく、ぼんやりと、っていう道もあるんだよ、

そんな言葉を聴いたとき、

あぁ、そうなのか、って

目から鱗どころではないものが落ちました。


それから

すぐに劇的に考え方が何もかも変わったわけではもちろんないけれど

でも今までよりなんとなく、

気楽に毎日を過ごせるようになった気がします。

急いでひとりで悩まなくても、

気がつけばいつの間にかなんとなく解決されていることも

単純に時間が解決してくれることも

そして誰かがあっさり解決してくれることも

意外とたくさんあるんだっていうことにも

気がつきました。

白黒はっきりさせなくてもいいこともたくさんある、

っていうことも。


というわけで

2019年は

嬉野雅道さんへの感謝と

「グレーゾーン」を見つけることができたシアワセ

ということで締めたいと思います。


みなさまよいお年を。



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