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散歩で人生が変わった気がする

散歩について、友人が「本書けるね」と言ってきた。

僕が今日3時間も散歩をしてたからだ。

散歩をするとどういうことを得られるのか。

まだ自分自身固まっていないながらも、「散歩について」文章を書いてみることとする。


現実から抜け出せる

今日の散歩で見つけた苔

僕は1日中ずっと部屋で過ごすことのできないタイプの人間だ。

中学時代はひきこもりだったけど、本当に苦痛だった。

スマホばかりを見て、体系のないジャンクみたいな情報を摂取して、少し孤独を感じている。

どんどん無気力になっていく前に、一度外の空気を吸ってリセットする。

家の周りを10分だけ歩くつもりが、電車も乗って3時間も大冒険になっていたことがよくある

「5分だけスマホしよう」

その感覚で、僕は5分だけ散歩しようと思って、気づいたら何時間も沼にハマる。

ただそこに罪悪感はなく、達成感と満足感がある。

福岡に住んでいた時は、大濠公園という福岡城の跡地を公園にしたところがあり、そこをよく散歩していた。

たまに大濠公園を抜け出して、港のほうにいったり、山のほうにいったり、街のほうに行ったりした。


考え事ができる

京都にある「哲学の道」

哲学の道」という実際の道があるのを知ってるだろうか?

京都の銀閣寺の前にある、小川の脇にある街路樹がいい感じに植っている小道である。

有名な哲学者が考え事をするときに、この道を散歩していたことから由来している。

僕もひとり旅でここを訪れた。

哲学の道には、琵琶湖からの水が流れている琵琶疏水という流れがある。

少し脱線するけど、大きさがある水と考え事の相性はいいと思う。

川、湖、海、滝。
時々、ある程度の大きさの水を見ないとだめだって、村上春樹がエッセイの中で言ってた。

村上春樹は、毎日たくさん走っているらしい。
僕らには毎日走ることが難しくても、散歩ならば毎日できるんじゃないか。


朝散歩は健康にいい

香川県の商店街

僕は病みやすい。

ごめんなさい。
こんなことを急に言うと引いてしまうかもしれない。

最近は落ち込むことも割と減ってきた。
定期的に散歩したり、外出するようにしているから。

標高1000mの村に移住して、できる限り毎日散歩やラジオ体操をしている。

八ヶ岳の美しい自然を感じながら、朝も夜も歩く。

先日の皆既月食も3時間外にいた。
流れ星を見たり、宇宙の中を散歩している気分になった。

精神科医の樺沢紫苑さんも朝散歩いいよって言っているし、メンタリストのDaigoさんも自然の中を歩くとメンタルが安定するよって言っている。

歩くときの振動が脳に適度な刺激を与えるのがいいみたいなことを聞いたこともある。

僕も健康効果を実感している。
下手なサプリよりよっぽどいいよ、散歩は。


読書をしながら散歩

読書家、二宮金次郎の像

僕は散歩しながら読書していることも多い。

いや、別に二宮金次郎みたいな本を持って下向いて歩いているわけではないよ。

数年前からオーディオブックやポッドキャストにハマり、散歩の時間もこれを聞くようにしている。

家で引きこもって読書っていうのが苦手な僕でも、これで何冊も本を読むことに成功した。

オーディオブックで日本史の元寇の事件の解説を聞きながら、実際にモンゴル軍が攻めてきた博多湾沿岸の防塁を見ながら、散歩してたこともある。

まあ数分〜数十分の散歩には本とは相性は悪いから、ポッドキャストを聴くのがおすすめ。

僕はVoicyというスマホアプリでニュース解説コラムっぽい番組をよく聞いている。

もちろん好きな音楽を聴きながらでもいい。
ドライブで好きな音楽をかけるように、散歩で好きな音楽を味わうのも最高だ。


コスパがよく、旅との相性もいい

山口県宇部の工場群の景色

趣味として考えた時にコスパがいい。

もちろん歩くのにはお金がかからない。

どれだけ歩こうが無料だ。

たまに別の移動手段も織り交ぜることはある。

旅先でも僕は歩くのを基本としている。(たまに走る。旅ラン。)

観光地って歩くだけで十分だったりする。

東京の渋谷の坂を練り歩く。
京都の寺社仏閣を巡り歩く。
大阪の街を、福岡の街を、松本の街を、甲府の街を歩いたり走ったりする。

僕のお気に入りは、岡山県倉敷市の美観地区という場所だ。
白い蔵のような外観の古い街並みとお堀の水の流れが美しい場所である。

山口県の宇部という街、ここの工場群のパイプが作り出す景観はスチームパンク感がありやや異世界感がある。
同じく山口県に秋吉台というカルスト地形があり、高原と鍾乳洞を歩いたり走ったりした。

さっきも八ヶ岳自然文化園から続くちょっとした山道を3時間ほど歩いてた。


さいごに

こんな感じで散歩についてちょっと語ってみた。
2000文字弱も書いていた。

「散歩するみたいに文章を書けるようになりたいな」と思った。

僕は中学時代の不登校のとき、深夜こっそりクロスバイクで隣街や東京まで自転車を何時間も漕いで冒険していた。

そんなちょっとした冒険に通ずるものが、散歩にはあるんだろうな。

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