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大根あげたら、車もらえることになった

僕は田舎に住んでいる。

田舎に住んでいると、変なことがよく起こる。

大根をあげたら、車をもらえることになった!


抜いたばかりの大根を届けに!

今日抜いた大根!

僕は、今年4月から長野の標高1000mの村に住んでいる。
亡き祖父が高校まで住んでた築130年の家をリフォームして暮らしている。

今日は大根を抜いた。
祖母と住んでいるんだけど、家庭菜園が好きなんだ。

今住んでいる古民家には、畑がついてきた。
その畑でおばあちゃんが好きな野菜を作る。

家庭菜園で採れた野菜が食卓にならぶ。
でも自分の家だけだととても食べきれないといって、お友達にあげる。

おばあちゃんが数年前に高速バスで隣になった老夫婦が隣町に住んでいたので、大根を5本くらい届けてあげた。

隣町に住む老夫婦の方とは、僕がこちらに越してきてから親しくしている。
家でバーベキューをした仲だ。

僕が大根を急に持ってきて、もし留守だったらそのまま置き手紙だけして帰ろうと思ってたくらいだったけど、気がついて家の中に入れてくれた。

それからお茶やハーゲンダッツ、おかし、マンゴージュースを頂きながら2時間ほど雑談した。


廃車になる車を譲り受けることに!

旦那さんが作ってくれたテーブル

お話のなかで車の話題になった。
「社長をやっている友人から状態のいい車をもらった。今乗っている車は廃車にしちゃう」ということを言っていた。

「廃車にするくらいならいただけませんか?」
ということで、僕が車をもらうことになった!

中古車ショップで売っても2万円くらいにしかならないということで、車検が切れる2年後に譲り受けることとなった。

僕の乗っている車は、亡き祖父が乗っていた軽自動車で、まだまだ乗れるんだけど窓が壊れて開かなくなってしまっている。

譲ってくれるのは12年前に購入して8万キロの走行した車ということで、まだまだ乗れる。


人生の伏線を張り続ける

金沢の海岸でアーティスト田口行弘さんと偶然出会ったことも

こういう繋がりを大切にしていきたいと思った。

正直、70歳 80歳の方のところにいって、お茶菓子を召し上がりながら話をする必要もない。
だけど、僕はこういうことを大事にする。

僕のような20代の若者が、高齢の方の話をしっかりときいてあげるととても感謝される。(言い方がゲスいかも)

美術館に行き、農業をし、雑に本を読む。
こうやって伏線を張っておくと、ふとアーティストに出会う機会があってもそこそこ充実した会話もできるし、別の農家さんと出会ったときに農機具貸してくれたり野菜をくれたりするかもしれない。

こういう人生の伏線を張る作業の積み重ねが、人生の充実度に影響するように思う。

あと、余裕がある人間にならないと思った。

今回大根をお裾分けした旦那さんは、いらない木材でテーブルや小屋を作ったり、林のいらない木をチェーンソーで切って薪したり、メダカを飼ったりしている。

こんなことはやっぱり経済的に自立してと健康的に生活していないとできないことだ。

日々の積み重ねが差を作る。
僕はまだ24歳だけど、自由に小屋遊びして農業できる老後のために、コツコツ頑張ろうと思った。