見出し画像

奈良刀剣旅行

先月ですが、奈良~広島まで刀剣を見る旅行に行ってきました。
春日大社に童子切含めた「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展」、ふくやま美術館は江雪左文字含めた「特別展示 小松安弘コレクション寄贈記念「日本の名刀」」を見る目的です。

いつもの、気づけば五年くらい通っている愛刀会のメンバーと十人くらいで出発。

移動は車メイン、東京から車で奈良へ、また車で奈良から新大阪へ移動して一泊、翌日は新幹線で新大阪から福山へ、新幹線で新大阪に戻り、再び車で東京に帰還…という二日間、なかなかな強行軍でした。

しかし今回も楽しかった!
本当は日程的にも厳しかったので、一度は行くのをやめようとしたんですが、会のみんなが、先生も含めて「行くべきだよ」というので、そこまで言うなら…と踏ん切りをつけた。
そして行ってよかったです。

東京から奈良までは車で約七時間。
当然ながら何度かサービスエリアで休憩を取りました。

まずは駿河湾沼津で朝ごはん。

画像3

雪が降るかも、と言われていたけど、大変にいいお天気でした。
奈良の手前では急激に吹雪いてびっくりしたけど、割とすぐ止んだ。

あとSAに猫がいた。

画像4

かわいい。さくらねこなので野良なんだろうけど、人懐っこい。お客さんにごはんをもらってるんだろうなあ。
朝ごはんは上島珈琲店で食べて、ピザトーストを頼んだんだけど、先に会の人が五人くらい連続で注文したので「本日売り切れです」と言われてしまった。なお朝の八時半です。売り切れるの早くない!?

単なるトーストとコーヒーでご飯をすませて、再び車へ。

次は滋賀県の土山SAで休憩。

画像1

信楽焼推しで、タヌキがいっぱいいた。あと甲賀なので忍者も。
ちょうど、楽しく視聴しているスカーレットのパネル展示をやっていたんだけど、平日は閉まっているらしい…残念。
どのみちまだ時間前だったので、土日だとしても見られなかったが。

画像2

12時になったので草津でお昼ご飯。

画像5

モテナス!

画像6

きしめんを食べました。食べ終わった器の底に蕎麦の残骸があったけど、深く考えてはいけない。

三度の休憩を経て、13時過ぎにようやく奈良は春日大社へ到着。

画像7

冒頭にも書きましたとおり、童子切の展示が目当てです。

今回のメインイベント。

画像8

オタクなのでぬい撮りをします。
メンバーでオタクなのは私だけでしたが誰も気にしていません。自由!

チケットを購入して入館。
刀剣に詳しい会の人たちに色々とお話を聞きつつ、童子切を始め、展示の刀をひとつひとつ見ていく。
薄緑もいました。
どんな話を聞いたかは、まあ各々の主観や趣味や主義が混じってくるのでここには書かぬ。とても勉強になりました。

先に土日の展示を見た会の人から「刀剣女子がいっぱいで、童子切を見るのは大変だった」と聞いていたけど、さすが平日、しかもこの時点でコロナの影響により観光地から人が激減していたため、さして苦もなく観賞できました。
思ってたよりは人がいた。

ただ、噂どおり博物館外の公園は全然人がいませんでしたね…。
五年前にも春日大社に来たけど、その時はもはや日本語が聞こえないくらい、外国人観光客がひしめきあっていたけれども。
今回は、一組ロシア語を話す十人くらいの団体がいた程度で、客自体が全然見当たらなかった。

鹿はいっぱいいました。

画像9

子鹿。
観光客が減ったので鹿が凶暴化しているという流言飛語がSNSで見られましたが、私の覚えている限り、奈良の鹿はいつだって凶暴です。
目の前で雄同士が激しい喧嘩をしていた…。

鹿せんべいをあげるぞ、と意気込んでおり、春日大社を参拝した下り道で襲われる覚悟で購入しましたが、喧嘩してた奴ら以外はみんな大人しく、そしていつもどおりなかなかの食い意地でせんべいを食べてくれた。
あっというまにせんべいが尽きてしまったけど、一匹とても小さい鹿がお店からずっと、私を見上げながらトコトコついてくるもので、胸が痛かった…ごめん、みんなもう先にいっちゃったから追加で買うことはできないんだ…。

画像11

かわいかったなあ。

下の方までついてきて、私が鳥居を抜けたら立ち止まって、そこからは追いかけてこなかった。
隣を歩いていた非オタのはずの男性会員が「結界があるんだな…」と呟いていたので、もしかしたら本当はオタクなのかもしれない。そういえば車の中でオリンピックの話題が出た時、AKIRAの話してた。オタクだ。

一方その頃のさび猫(黒い方)。

画像10

今回、同じ刀剣会に入ってる同居人は都合で欠席でした。

春日大社を後にして、車で新大阪へ。
各々個室を予約してもらっていました。

画像12

のんびりできる和風旅館も好きだけど、こういう基地っぽいビジネスホテルも好きだ…。
今はずいぶん安くなってるんだろうなあ。

荷物を置いて、みんなで夕食。
しゃぶしゃぶとか食べました。おいしいので夢中になって写真撮り忘れた。

食事後、バラバラと解散になり、私は初大阪という会員さんと、大阪に詳しい会員さんと共に夜の街へ。

画像13

法善寺横町。何だこれ。

画像14

風情があってとてもよかった。
平日の夜だからか、コロナの影響か、あんまり人がいなかった。

画像15

千日前。よく見かける串カツ屋の怖いおっさんとかに道楽のかに。

画像16

くいだおれ太郎さん。
車移動の際に「大阪が初めてなら、たこ焼きでも食べよう」と話していたはずが、夕食で満腹すぎて誰もたこ焼きのことを言い出さぬまま、どんどん通りを歩いて行く。
やっぱりいつもよりずいぶん人が少ない気がしました。

画像17

頑張れ武漢。
何かこういうのいいよねって思いました。東京じゃ見かけなかった…と思ったが、引きこもりすぎてそもそも外に出ていないだけだった。東京でもこういうのあるのかな?

画像18

グリコ。
昔の記憶と違う気がして調べたら、2014年にこれに変わったらしい。
大阪にはちょくちょく来てるけど、そういえば夜の道頓堀に来たのはずいぶん久しぶりだなあ。
猫と暮らすようになってから、インテのイベントに行く時も日帰りなので、観光らしい観光をしないようになったのだった。
夜の大阪は、人が少ないとはいえ極彩色でキラキラしていて、「外国人が考えた日本の繁華街」って感じで(いや現実の日本の繁華街なんだけど)、すごく好きです。またゆっくり来たい。金龍ラーメン食べたい。

画像19

ピカチュウさんもいた。何だこの恰好。漫才師?

画像20

歩き疲れたところで、ちょっと一服しようかと連れて行かれたのがホテル日航大阪の最上階ラウンジでした。
おごってもらいました。ワーイ。
高いところもチョコもアルコールも苦手ですが、それ故にこういうラウンジに滅多に来ないので楽しかったです。あとトイレの見晴らしがよすぎて便座に座る前に漏らしそうになりました。尊厳はギリギリ保たれた。

そういえば「日程が厳しいので奈良には行けない」と言った時、奢ってくれた会員さんが「PC持ってきてホテルで仕事したらいいんだよ」って言ってくれてたはずだけど、全然忘れてましたね。
私も忘れてました。

大阪の夜を堪能して、ホテルへ。
風呂入って寝ました。

翌日は新幹線で新大阪から福山へ。
なにぶんご高齢の方が多いので、みなさん異常に朝が早い…。
前日に「八時半にロビー集合」と言われたので、七時半に起きて支度をしていたら、八時くらいに「みんなもう集まってるよ!」って言われて慌てて部屋を飛び出す。
最後に時間通り現れた幹事は「多少の遅刻も含めて時間設定したのになあ」とぼやいておりました。

画像21

鹿児島中央行き「さくら」に乗車。
さびねこと暮らし始めてから「さくら」と名の付くものに出会うと妙に嬉しくなってしまう。

画像22

その頃のさくらさん。
か、かわいい。
旅行は楽しいけど、猫と離れているのが辛くて辛い。辛み。

さくらに思いを馳せつつ、福山へ。
駅を降りてすぐ福山城。

画像23

画像24

私は強烈で凶悪な雨女かつ閉まり女なんですが、会員に二人ほど強烈な晴れ男がいるらしく、両日ともものすごくいいお天気でした。

画像25

あっという間に美術館に到着。

画像26

オタクなのでぬい撮りをします。謎の金ぴか姉妹像と。

ふくやま美術館では江雪左文字メインで観賞。

一人の人がこれだけ所蔵してたってすごいなあ。

前に江雪左文字が展示されていた時、テレビでえらいこっちゃ審神者さんたちが溢れかえっていたけど、この日は我々と研修で来たらしき近隣の小学生以外ほぼ誰もおらず。
おかげでゆっくり観賞できました。

ここでも刀についての云々は言及を避けます。色々勉強になりました。
江雪左文字はとても綺麗な刀でした。

あと美術館で配っていた「小松安弘コレクションにまなぶ! 日本刀の観賞」という、鑑賞ポイントがまとめられたリーフレットが、ものすごくよかった…!
学芸員さんが作ったんだと思うんだけど、ここまでかゆいところに手が届く解説は、あちこち刀観賞に行ったけど、初めてです。

画像27

観賞のあいだ握って持ち歩いていたのでくしゃっとしてしまった。
許可もないので全部は転載できませんが、可愛らしいイラストと読みやすい文字で、とてもわかりやすくポイントを絞った説明が描かれているので、すばらしかった。
もしかしたら小学生に向けて作ったやつなのかな。
平易な説明なんだけど、そう、そこ、そこを知りたいんだよ、最初にそこを教えてもらっていたら観賞の仕方も変わっただろうなあ! という部分がフォローしてあって、感動しました。
これネットプリントとかで配布してくれないかな。
割と刀の説明って「刃縁締まりごころ、地鉄全面に現れる見事な映り」みたいな、端的な文章で書かれていて、観賞になれないうちは、読んでても「わかるようなわからんような…」って気持ちになることが多くて、その辺りをどうにか出来ないかなあと常日頃思っているんですが。

ふくやま美術館の開設は、とっかかりとして最高のものな気がします。あと刀好きなんだろうな、って伝わってきてすごく嬉しい。

のんびり観賞して、帰りがけに図録を購入。
売店には他にこん散歩の江雪さん回収録のDVDもありました。録画してるはずだから帰ったら観ようと思ったのに、録れていなかったので、せっかくだからあそこで買っておけばよかったなあ。

ふくやま美術館を出て新大阪へ再び新幹線で戻る。
乗車前におみやげとお昼のお弁当を購入。もみじ饅頭を買いまくった。

画像29

お弁当は、さすが海鮮がおいしかったですね、海無し県育ちなので海鮮弁当に弱いです。
あなご弁当千円。お安い。

新大阪に着いたのは午後二時くらいでしたが、何しろ七、八時間かかるので、さっさと東京に向けて出発です。

車は行き帰りと三台に分乗したけど、全部VOLVOだった。どうなってるのこの会。
そして自動運転でした。自動運転なら、ゴールド免許の私にも楽々乗れるのではと思って「運転しましょうか?」と申し出たけど、すごい勢いで毎回拒まれた。

帰り道の方が行きよりもスイスイ行ったかな。
刀の話やコロナの話などをしつつ、三時間ほど快調に走り、浜松のサービスエリアでおゆうはん。

画像28

すっかり日が暮れ始めた。

画像30

唐揚げ弁当、少々お高めでしたが大変おいしゅうございました。

この浜松のSAもだけど、立ち寄ったすべてのSAにアルコール消毒液完備でした。
幹事さんが消毒液を持ち歩いていたので、車を出入りする際にはこまめに消毒を心懸けていた。
自営業の会員さんが多いので、コロナ関連でイベントごとや仕事関連の予定が狂ってしまったらしく、ひっきりなしに電話が来ていて大変そうでした。引きこもりの私も、さすがに(奈良の状況もあったし)「大変なことが起こりつつあるなあ」と実感した…。

その後、トイレ休憩もなく四時間半走って、東京到着。
自宅前まで送ってもらって、今回も楽ちんすぎる旅行でした。

毎回刀剣旅行は幹事さんが細かくいろんなところを手配してくれて、何らトラブルなく進むのですごいなあと思う。さすが自営業の集団…。

次はどこに行くのかな、というかどこに行けるのかな…。
博物館も当分閉鎖なのか、それともそろそろ開放されるのか、どのみちとうらぶ関連の刀の展示をやってしまうと全国津々浦々から大勢の人が押し寄せるので、無理だろうなあとか。

とにかく早く騒ぎが収束して、自由にあっちこっち刀を観る旅に行けるようになったらいいなと思います。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

♡ありがとうございます
9
小説家。仕事の告知|https://www.eleki.com 漫画やガジェットについて語る趣味ブログ|https://www.eleki.com/blog