去年スポーツクラブに入会した時、「疫病なんて滅多に起こらないと思いますけどね」なんて話をしていた

このご時世当然ながら、通っていたスポーツクラブが休止になってしまっている。

緊急事態宣言が出る前、まだ施設の営業が続いていた頃、「でも今利用するのはリスクが高いよなあ」と迷いながら、去年の七月に入会した時のことを思い出した。

最初に契約内容の説明を受けた時、「個人情報保護」の項目で、「こういう場合は個人情報をしかるべきところへ渡す時がある」というような記述があったけど、「こういう場合」の具体例がぱっと思い浮かばなかった。

わからないまま契約するのも何なので、「たとえばどういう時ですか?」と訊ねてみたが、対応してくれたスタッフさんもよくわからないようなので、すぐに「説明できる者を呼んできます」と、もうちょっと上の立場っぽい人を連れてきてくれた。
それで、「たとえば、疫病が発生した時」だと教えてくれた。
疫病で入院してしまい、本人の承諾が取れない場合に、許可なく個人情報がしかるべき場所に引き渡されることについて同意してほしいと。
「疫病なんて、滅多に起こらないと思いますけどね」と説明されて、私も「たしかにまあ、疫病とかそうそう発生しないだろうな」と思いつつ、契約書にサインした。

いやあ、起こったなあ。
あの時ものすごく呑気に「起こらないだろうなあ」とか笑っていたのに、今、これだもんなあ。
全然想像もしてなかったよ。多分最初に対応してくれた人も、「起こりそうにない」ので、詳しく説明できなかったんだろうな。

スポーツジムも、忙しさにかまけて最初の頃ほど頻繁に通わなくなってしまって、これではいけないと思った矢先に、コロナ騒ぎが起きてしまった。
ジムだけじゃなくて、行きたかった映画も舞台も延期や中止になって、旅行にも行けないし、カフェにも行けないし、友達とも会えないし、元気な時にやっておかなくちゃ駄目なことがたくさんあるってこれまで何度か思い知ってきたのに、やっぱり後悔が尽きない。

自分にとって一番大事なのが「作品を書くこと」「本を読むこと」「猫とゴロゴロすること」なので、まあ、何を差し置いてもやりたいことが出来る状況なのはありがたいことだよなとは思いつつ、でも楽しく作品を書くためには、外の世界で楽しいことをどんどん吸い込むことも必要なので、やりたいことができるようになったら、もたもたしないで動くぞと決意する次第である。

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