見出し画像

【特注品をヴァーチャルショールームでご提案する意味】

こんにちは、エレガントウッドの石井です。

先日、ウェブサイトにヴァーチャルショールームを公開しました。事務所に300ミリサイズ程度のサンプルを並べ撮影したものです。
お越しになられたデザイナーはすでにご存知だと思いますが、かなり綺麗にして撮影しました(笑)

主に特注品を掲載

今回ヴァーチャルショールームを特注品だけで構成した理由は、弊社がデザイナーから選ばれている理由をしっかり表現してご紹介したいという想いからでした。

弊社の売り上げの半数以上は特注品になります。デザイナーが検討する内容をカタチにして、空間デザインに合う仕上げ塗装やテクスチャーをほどこすなどのリクエストをいただきます。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5


既製品ではなくなぜ特注品か?

おおよそ10年ほど前からデザイナーが空間デザインを考えていく上で、既製品では解決できない課題に直面していることに気が付きました。

既製品では解決できない課題とは、既製品の中にデザイナーが考えている空間デザインに、合うデザインパネルがないということです。

既製品の決まったデザインではなく、クリエイティブな要素を含めた特注品は、デザイナーが考えるデザインにフレキシブルに対応が可能です。また、イメージに近いが既製品で転用とのケースもあるかもしれませんが、特注で製作したほうがよりイメージに近いものができます。

デザインパネルの製作効率やデザイナーへの提案のしやすさは、圧倒的に既製品ですが、弊社では、特注品の醍醐味を多くのデザイナーに味わってほしいと感じています。

壁紙を選ぶようにデザインパネルを選べる容易さは、お互いにメリットは生まれていますが、少々クリエイティブさが失われている感じもしています。空間デザインに本当に合う、理想的なデザインを追い、実現できることが醍醐味であり、この業界においてのデザインの追求だと思っています。


既製品をカスタマイズ

とはいえ、ゼロイチからのデザインだと時間もコストも掛かってしまいます。なので、弊社ではデザイナーが考えるイメージをお聞きし、これまでの事例や試作をご紹介してご提案しています。

中でも「既製品のサイズをスケールして表面に◯◯した」などカスタマイズしたデザインもご提案は増えています。完全な特注品より時間が短縮でき、よりイメージに近いデザインを実現できます。

海をイメージしたアートペイント(グラデーション)

ラグウェッジNAGURIのカスタマイズ。アートペイントです

画像6

シルクを貼った絹面ラグウェッジNAGURIのカスタマイズ。絹面になります。

画像7

漆調にしたデザインラグウェッジNAGURIのカスタマイズ。漆調にした仕上げです。

画像8

ゴールドを指したデザイン
ラグウェッジNAGURIのカスタマイズ。ランダムにゴールドをエージングしたデザイン。

画像9

同じデザインのラグウェッジNAGURIでここまで異なる表現が可能です。

不規則なデザイン
アレンジシェルのデザインカスタマイズです。天然木ツキ板を練り付けし着色塗装した事例です。

画像10

交差する木目

コネクトCO-90でウォールナットを練付しました。

画像11

カスタマイズの例は、ほかにもあげればたくさんあります。
少しだけデザインパネルに対して見え方を変えて観るだけでも、カスタマイズ、特注と幅は広がります。

過去にあるデザイナーが「クライアントがお店を出店するのに、強い想いがあり銀行より借り入れを起こし店のデザインを依頼される」と言われて、「だから手を抜けないし、一番いいデザインを実現したい」と言われ、特注デザインを依頼されたケースは今でも忘れてません。

コストや納期の兼ね合いがあることは十分にわかっています。全案件がそのように実現できずコスト減を提案するなど妥協案もあるかと感じています。

コストに関しては、予算の中でデザインを提案をおこなっております。お気軽に相談してほしいと思っており、何よりももっとデザイナーが考える、デザインの可能性を増やしてほしいと思っております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?