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出る杭は打たれる

出る杭は打たれる、について、

ここ数日考えていました。

出る杭、私は本当は憧れるタイプなのですが、最近周りに全然いません。

私自身も全く出る杭ではありません。

打たれないようにきちんとおさまって、できるだけ他のみんなと同じタイミングで頭を低くして、目立たないようにしています。

そもそもの意味を調べてないけど、私の解釈でいうと、この言葉は、

「人から1人だけ抜きん出て活躍するような人は周りから潰されてしまう」

とか、

「人と違うことをしていると周りから非難される」

とか、そんなイメージ。

確かに、社会の中で、自分勝手なことをする人や、勘違い非常識パフォーマンスで周りに迷惑をかける人は、正しく打たれるべきだと思うけど、

やる気があって、自分の信念があって、人と違うことがやりたい、新しい風を巻き起こしたい、とエネルギッシュにどんどん出てくる人は、みんなで尊敬して応援できる雰囲気がいいなと思うのです。

自分が小さく当たり障りなくまとまっているからこそ、特にそう思います。

出る杭、について考えてみたところ、出る杭に関して、いくつかの立場があります。

1.出る杭そのもの。出る人。

2.出る杭を打とうとしてくる人。

3.出る杭を応援し、仲間になる人。

4.何もしないけど、出る杭を疎ましく思って関わりたくない人。

5.何もしないけど、出る杭をひそかに応援していて、何かの時は味方になりたいと思ってる人。

6.出る杭に興味がない人。

私は、この中でいうと5です。3になれるほど、出る杭タイプに近づけなくて。ましてや1なんてとてもとても。

出る杭の種類にもよるとは思うけど…。


それで、私の一番身近な人を考えてみたとき、夫はどれかなと思ったわけで。

絶対1や2ではないのですが、会話の中で4かな、と思ってしまうネガティブさがあり。どちらかというと、4か6よりなんじゃないかと思っています。

まあ、自分の身の回りに共感できないタイプの出る杭がいたら、私もそうだと思うから、今自分が置かれている環境の違いによって、全く違うとは思うのですが。

競争が激しい会社とかだと、心を無にして6でやり過ごさないといけないのかもしれないしね…

こんなふうな話題になったときに、ああ私と夫はここの根本が違うんだな、と思うことがあります。でも、違いが悪いわけではなくて、違うからこそ、お互いを尊重できれば、違う意見に感心しながら一緒にいられるのかなとも思います。前に友達が、「似たもの同士じゃなくて、正反対の人と結婚する人は、向上心があるんだって」と言ってたし。


話がそれました。出る杭。

毎日お役所仕事だからな。出る杭とかけ離れた毎日だから、そういう世界に憧れるのだと思います。

あと、出る杭を考えていて思った大切なこと。

子どもたちの世界は、みんな素直にのびのび出る杭ばっかりの子どもたちがいいな。

出る杭を打つ先生じゃなくて、子どもたちの出方を眺めて、それぞれが思いっきり出られる機会を設定してあげられる先生が理想。

みんなが好き勝手に出てきたら、崩壊してしまうかもしれないから、その出る杭ちゃんたちをまとめるのが難しいとは思いますが…。でも、先生が自分をわかってくれたら、わかってくれてると感じられたら、子どもたちもわかってくれる気がするのです。理想論かもしれないけれど。

先生が一人一人の得意分野や好きな分野を見つけてあげて、導いてあげられたらほんと素敵。

そうやってのびのび活躍できる子ども時代を過ごせたら、自分に自信をもって成長していけるのではないかなと思います。

子どもたちの世界においては、どんどん出る杭が出てきてほしいな。

出る杭、考えるきっかけになったのは、息子の担任の先生だったので。若いけど、強い意志のあるエネルギッシュな先生。

私にもあんな頃があったような、なかったような、考えてしまいました。自分とはタイプが全く違うとは思いつつも、とても憧れてしまう感じの人です。

あの先生は、出る杭を打ったりはしない。出る杭をワクワク受け止めてくれる人だと思います。

やっぱりそういう考えの方が、私は好きだな!





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