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050624

6月ももう5日が過ぎた。
試験の採点が全て終わったので、季節労働者の自分の繁忙期は終わった。

毎年夏に一時帰国をしていたのだが、一番過ごしにくい時期に、一番きれいで過ごしやすい時期の英国から出向くのは無謀だろうということで、今年から春の帰国に変えた。
それで今年の夏はもうきっぱり空っぽ、予定がない。

睡眠時間をも削って働いていたので、終わってからはできるだけのんきに過ごしてる。
とはいえ、今月末に引っ越しを控えているので、少しづつ準備をしつつ。
カウンシル、電気ガス、インターネット、水道、引っ越し業者、などなどに連絡したり、手放す予定の家具なんかを写真に撮って「売ります・買います」の在英者用クラシファイドや旧ツイッタにアップしたりした。
でも売買の工程が面倒になり、全て一括、チャリティに寄付しようかなとおもいつき、英国の心臓疾患研究および患者を支えるチャリティにコンタクトを取ったりなぞした。
トラックか何かでうちまで取りに来てくれるらしい。
もうそれでいいや、とおもっていたら、日本人女性からメールが来て、ベッドを所望された。どうするか、来週までに決めよう。そしてそのように返信した。

週のほとんどの日を🍂の家で寝起きしているんだけど、今週は引っ越しのために自分のフラットに帰ってきてる。
ひとりの生活を変えることに対して、一抹の「この自由を手放してもいいのか」という想いがある。
ゆうに35年はひとり暮らしをしているわけなので。というか、おとなになってからは誰かと住んだことがない。
🍂も同じだ。
🍂は「いままで自分のことしか考えてこなかったから、これからは自分のエゴを超えて、学びながら、一緒に生きていきたい」みたいなことをいった。

まあ、そもそも、🍂と自分は根本的に何かが違う。
山に行っても「きれい」と指差す木が違う。お店で「お、これほしい」という物が違う。デザインや色彩などは全然好みが違う。
自分はそこらへん、自分を形成する大切な要素なので、合うひとがパートナーだったらなとおもわないでもない。
でも過去に一緒にいた某は、そこらへん同じだったけど、それでもうまくいかなかったな。

まあとにかく。
とにかく、何でもいえるひとっていうのが貴重だから、これでよくて、お互いに「なんだこいつ」とおもうことがあってもよくて、むかつくときもある、合わないんではないか? とおもう瞬間もあるわけなんだが、関係っていうのは、親子も、友情も、パートナーシップも、全ての関係は作るものだとしか、自分の経験からは、いえない。
パートナーシップに関しては、いままでは作らないできたってことだね。
いまは関係を作ろうとしている。
人類はそれを若いといわれる時期に挑戦することが多いんだけど、わたしはできなかったので、50を半ば過ぎて細胞が老化の一途を辿るこの時期に挑戦しようとしてるわけだ。

それはとても自分らしいのかもしれないな。
細胞が老化して初めて柔軟になれたというか。

きょうは、こころを鬼にして、賞味期限切れの食材を処分する。
そして、もう今後はそういうことをしないのがいい。
なんとなく、戦争に加担するとか、地球上の不平等とかの枠に抵触する行為だとおもうんだよな。
いま現在、この食材を死が近い環境で求めているひとたちがいるわけだから。それなのに自分は捨てるんだよな。

でも捨てないと進まないので、捨てます。
🍂と住んだら、この食品の無駄はなくなるとおもう。
それだけでも一緒に住むのはいいんじゃないかな?





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