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【ブッダ心理学】 諸法無我でかなえる本当の幸せとは?

「諸法無我」というブッダの教えは、私たちの幸せに深く関係するものです。最近、「諸法無我の諸法って何?」というご質問をいただきましたので、今回は世界一わかりやすく「諸法無我」を解説してみたいと思います!

諸法無我とは何か?その基本を解説

例えば、私たちは好きな人に会うと自然と嬉しくなり、嫌な人に出会うと不快な気持ちになりますよね。このように、私たちの心は常に周囲の状況に反応しています。

何かを見たり、聞いたり、触れたりすると、そのたびに心が反応し、さまざまな感情を引き起こすのです。

この心の反応こそが、仏教で言う「諸法」です。私たちの心は常に何かに反応し、喜びや悲しみ、怒りや不安といった感情を生み出します。

しかし、その反応の背後には「自分」という意識、つまり「自我」が存在しています。「自分がこうしたい」「自分がこう感じる」という強い自我が、私たちの心を揺さぶり、執着や苦しみを生んでいるのです。

「諸法無我」とは、このような心の反応の原因となる「自我」を無くしなさい、という教えです。言い換えれば「自分が、自分が」という自己中心的な意識を手放すことで、私たちはより穏やかで幸福な状態に到達できるのです。

諸法無我—「自我」を手放すことで得られる本当の幸福とは

では、具体的にどのように「諸法無我」を実践すればよいのでしょうか?

文章で表すのは難しいので、簡単な話しかできないのですが、まずは日々の生活の中で、自分の心がどのように反応しているのかを注意深く観察することから始めましょう。

何かに対して心が強く反応したとき、その背後にある「自我の正体」に気づくことが重要です。実は私たちは「自我の正体」を知らないから、いつまでたっても心が反応し続けるのです。

よく「自分の心に気がつけば正せる」と言いますが、半分は正解で半分は不正解です。なぜならそれは「自我を無視している」からです。

「気づいて正す」だけだと、自我を無視しているので、反応しては抑圧し、反応しては抑圧しを繰り返すことになります。「あ、また過去に囚われている!」「あ、またあの人のこと悪く思っている!」

ダメな心だとわかってはいるのについ出てしまう。思いあたりませんか?

諸法無我を通じて幸せになる道

ですから、私たちは「自我の正体」を知り、自我そのものを律することから始めないと、本当には変わることができないのです。つまり永遠と心が反応し続けることになります。

ブッダがいう「諸法無我」の教えは、このようにとても深い教えですが、私たちが本当の幸せを得るための「キモ」です。

これができるようになると、自分の心の反応に振り回されなくなり、まさしく心に支配されるのではなく心を支配することができるようになります。心の苦しみから完全に解放されて自由になり、幸せな人生を歩むことができるのです。

ですから、諸法無我を「そんなの無理」ではなく、ぜひ実践してみてください。最初は難しくても、徐々にできるようになります。現にこんな凡人の私でも9割ぐらい出来ています。元々は煩悩が9割の私ですらできているのです!😆

おかげで人生は色々おきますが、幸福度は95%ぐらいで維持できています。本当は200%!と言いたいところですが、それだと嘘っぽくなりますので95%にしておきます(笑)

心の平穏と幸福を手に入れるために、ぜひ日常の中で「諸法無我」を意識してみてくださいね😊

🕊️ブッダ心理学

【追伸】自我の正体についてはまた講座で詳しくお話しする予定です。きっと「目から鱗」になるはず。自然とスーッと自我を律することができるようになります。楽しみにしていてくださいね!

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