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005 おもしろがり、おもしろくする

「おもしろい仕事が集まっていいよね」
と言われることがよくあります。半分正しくて、半分は間違いです。
確かに、おもしろい仕事はしています。
でも、それが集まってくるのではなく、おもしろくしているんです。

もっと手の内を開示すると、おもしろくするためには、
まずおもしろがることが必要だ、と思うわけです。

「実は今回は低予算で…」「おもしろいですね!」
「実は弊社は堅い社風で…」「おもしろいですね!」

こう書くと簡単ですが、“おもしろがる”ということをちゃんとやるためには、好奇心と教養が求められます。

このおもしろがる技術(=好奇心と教養)を磨くために、越境の社内ではどんなことをしているのでしょうか?

 例えば…
スーパーに行くと毎回必ず買ったことのない野菜を買う、とか。
行ったことのない場所にしか旅行に行かない、とか。
何事も好きになるクセをつける、とか。
そのほかもろもろ。

で、おもしろくする、というのはその次のフェーズに必要となる企画力。まだ誰も知らない結果を企むこと、そして、その企みを実現できるように画すこと。そう解釈しています。

そのときに大切にしているのは、自分ひとりでおもしろくする感覚ではなく、みんなでおもしろくする感覚。

みんなが前のめりになって、必死になっておもしろくしていくという現象が生んでいきたい。

これを繰り返すことで、未来の自分たちにとって自信が上向く。「エフィカシー」が上がっていくんです。そして、自分たちがおもしろがることによって、クライアントもおもしろがりはじめます。

おもしろがるも技術、おもしろくするも技術。
わたしたちはこの技術をフルで動員して、日々おもしろがっています。

カバー写真:『フォレスト・ガンプ/一期一会』
フォレスト・ガンプのように走ることすらおもしろがっていたい。気づくとおもしろがってくれる仲間ができている、はず。