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006 見立てる、仕立てる、動き動かす

「見立てる、仕立てる、動かす」という考え方があります。
これを大雑把に解釈すると…

●見立てる…状況を俯瞰的に把握し、分析的に課題を特定する仕事
●仕立てる…質の良い仮説を発見し、適切な解決策を設計する仕事
●動かす…人を理解し、関係性を構築し、チームを統率し、資金を調達し、成果に導く仕事

この考え方に、激しく共感しています。

「見立てる」と「仕立てる」は、かっこいい。みんながやりたがる。
でも「動かす」をみんなやりたがらないのは、なぜでしょう?
人間同士のエネルギーが衝突する現場にどっぷりと浸かる必要に迫られるので、泥臭いし、面倒くさいし、そもそも難しい。

でも、動かして初めて成果につながるというのは自明です。

では動かすためにどうするのか?

まずは自分が動く。これしかない
かなと思うわけです。

なぜなら、最も変えやすい変数は、他人じゃなくて自分だから。

そして、自分の身体が勝手に動いちゃってるぐらいにおもしろがることで、周囲が動き始めるという力学がそこにあるように思います。
さらに、動いているうちに頭が追いかけてきて、考えられるようになってくる。そんな現象も多々あります。

自分が動くと、今までとは違う地平がじわじわと見えてきますよ。

カバー写真:ヘレン・ケラーとアン・サリヴァン
サリヴァン先生は、「見立てる、仕立てる、動き動かす力」の師匠です。コテンラジオ ヘレンケラー回、おすすめです。
https://open.spotify.com/episode/476VFDr5uNmtledRFRXMlK