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藤井風 武道館ライブとアニマルライツ

ずっと頭に浮かんでは消える言葉を文章にしたいと思いつつ時間がないを理由に優先順位を後回しにしていたけど、、、

思い立って今日、書き起こしてみる。


2日前、藤井風の武道館でのライブを見た。

耳をすっぽり覆うヘッドフォンの音量は最大でまるで自分が会場にいるかのよう。

とても楽しみにしていた。

ピアノのソロもバンドセットも最高だった。


ただ、最後の最後で現実に引き戻された。

それは、エンディングの「帰ろう」の演出で武道館中に白い鳥の羽が大量に投下されたこと。

視覚的には綺麗かもしれない。

けど、私には羽を毟り取られた鳥達の事で頭がいっぱいになって音楽に集中したいのに、色んな思考で心がザワザワし始めた。

ステージ中に散らばったこの羽達はこのまま、大量に廃棄されると思うと悲しくなって、感動で胸いっぱいのままライブを見終える事ができなくなった。

フェザーが生産される工程で、人間達は乱暴に羽毛を毟り取る。

皮膚が裂けるほどの傷を負い出血することもある。

悲痛な叫び声をあげ、骨折したり窒息死する鳥もいる。

皮膚が裂けたら、傷口を無麻酔のまま太い針で縫いつける。

そうやって苦しみの中で生まれたものが、一瞬の演出の為だけに使われるべきでは無いと思う。(特にこの場合、再利用の無いシングルユース)


Twitterで見る限り、宙を舞う羽に包まれた風君は天使のようだったというコメントばかり。

誰も、痛みを伴った鳥達の羽について言及する人のコメントを目にしなかった、、、

ライブ自体、とても素晴らしかったし、感動した。


ただ、日本においても動物愛護やヴィーガニズムのアイデアが浸透してきている中でこの演出によって少なからず胸を痛めた人がいたのではないかと思い、ぶつける場所のないこの思いをここに綴る。


調べによると風くんは、ベジタリアン。

もし、畜産による気候変動や健康への影響があってそうなったとしたら、、

動物愛護でビーガンにシフトしている人達がこの世にたくさんいる存在を知らないはずがない。。

もしそうだとしたら、、、

これは、アートディレクターや演出を考えた人達がもっと風くんの思いを汲み取るべきだし、社会的影響力のある彼を通してアニマルライツを無視した演出を行うべきでは無い。


今回の羽によるステージの演出はMVをもとに再現してしているのだと思うが、

帰ろうのMVにおいても思う事があった。


それは、バルーンリリース。それは、次の投稿で綴りたいと思う。


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