定番こそ美味し。エキキタで味わうおばんざい

「何が食べたい？」と聞かれると
つい、ありきたりな答えを返してしまうことありませんか。

「カレーかな」
「チャーハン食べたいな」
「お味噌汁とご飯があれば」
みたいな。
どれも、フツー。どれも定番。

「トムヤンクン！」
とか
「ボルシチが食べたい」
いきなりそんなリクエストを聞いた経験はマチコはないですな（笑）

やっぱり、戻ってくるのは安心できる定番メニューでしょ。
そこで今回は超定番のおばんざいが並ぶ
エキキタの居酒屋《酒呑処 すなを》さんに行ってきましたー

知っているメニューが並ぶ安心感が心地良いんだわ

まずはこちらをご覧あれ～。

写真は取材した日（の前日）のメニュー。

分からないメニューはないんだよね。
最後の「玉子かけごはん」なんて、超おうちごはん。

なにより、カウンターにずらーっとおばんざいが並んでるから
メニューを見るより先に「これ！」って言ってしまう。

手前のポテトサラダなんて、定番中の定番じゃない？

普通が普通ではないことに、この店の価値がある

と、いうわけで、やはり人気定番メニューは
「ポテトサラダ」。
そりゃそうでしょ。
カウンターで目にとまるもん。

見よ、このボリューム感！

・・・て、このドアップ写真じゃ、分からないかｗ
お皿サイズは女性なら両手で持つくらい。
ずしっと重量感があるボリューム。
これが450円（税別）ならオトクでしょ。

しかも、なんか、色々入ってる感じ？
食べてみると、コリコリした食感？？

「魚介です。ほっき貝とか入ってます」

なるほど。それがこのコリコリね。

「これだけでもお酒が飲めるよう、少し味は濃いめにしてるんですよ」

確かに塩味が強めの味付け。
確かに、魚介入りポテトサラダが薄味だと
少々間が抜けている気がするかもね。

とりあえず「ビールに枝豆」のところが
こちらのお店では「ビールにポテトサラダ」らしい。

普通のものが普通でない　その２

続いて、こちら。

うん、卵焼きね。
正確には「とろとろ半熟玉子焼き」。
人気メニューということで、どう特別なのかと店主を追及すると
「多分、説明するより食べてもらった方が」
と笑いながら焼いてくれました。

出てきたのがこちら。
見たらすぐ、メニュー名「とろとろ半熟～」の意味が分かりました。
もう、出される瞬間からプルンプルンしてて
半熟感が半端ないんよ！
動画撮影しなかったことを心から後悔したわね。

マチコが取材記事用の写真を撮っている瞬間から
中の半熟卵液がジワジワと流れ出てきて
一刻も早く食べろ、というプレッシャーをかけてきます。

やっと撮影が終わり（ていうか、切り上げたｗ）
いよいよ。
お箸を入れるとふわふわ、ものすごく柔らかい。
食べると卵の味が口の中でほどけていきます。

つい、
「うゎ～♪　これ、すごく美味しい卵ですね！」
とマチコが言うと、店主は卵のパッケージを取り出して
「ちょっとイイ卵を使ってるんで」
と軽くアピール。

卵パッケージの写真も撮ったのだけど、ここでは内緒。

どこが違う？ここのレモンサワー

こだわりのレモンサワーもお試しいただきたい
昨今、どちらのお店でもレモンサワーは人気ドリンクメニュー。
もはや定番と言っても間違いないメニューになっています。

爽やかで、食事の邪魔をしないし、
アルコール軽めな感じ（本当はどうだか？）が
何となく安心というか・・・　

その定番ドリンクの常識を覆す、
「ちょっと普通と違うレモンサワー」
と店主が自信を持ってイチオシしてきたのでご紹介しちゃおう。

レモンばっかりじゃん？？
そう思ったアナタ。
良く見て。

氷が入っていないでしょ。

なのに、冷たい。
グラスの曇り具合からも分かるよね。

実はこれ、カチンカチンにレモンを凍らせて、
氷代わりにレモンを使ったレモンサワーなんですよ。

だから、１杯目はサワーがややキツめ。
弾ける炭酸を楽しみます。
そして２杯目からが本格勝負。
レモンがじわっと溶け始めると、
フレッシュな酸味のレモンサワーに変化。

１杯目は550円、２杯目以降450円。
（いずれも税別）
「絶対、２杯飲んでね」
というアピールを感じる価格設定がちょっと面白いでしょ。

こちらがお店の店主。
かなり早い時間帯から仕込みを開始するそう。
この日も取材に応じつつ、仕込みの手を休めない店主、栗本さん。

常連のお客さんが多いということで、あまり取材は受けていないそう。
行かれる前には予約がお勧めです。

***
取材協力

《酒呑処 すなを》
広島市東区大州賀14-4　（手芸マキ広島店近く）
TEL　082-262-9505
営業時間　18：00～24：00
定休日　日曜日