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スーパーOTT:日体大を走ること

オレゴン世界陸上の女子マラソンに出場した台湾代表曹純玉という選手がいます。女子マラソン台湾記録保持者です。

台湾でEKIDEN NEWSのイベントを開催したことがきっかけで知り合い、それからずっと連絡をとりあってます。コロナでお互いの国も行き来ができなくなってましたが、オレゴンで久しぶりに会うことができました。

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スタート直後はいい調子で走ってましたが、終盤に大きく失速。ゴールで意識を失うほどまで消耗しすぐに病院に搬送されたところ、コロナにかかっていたことが判明。肉体的にもきついレースだったそうです。「まずは、じっくりカラダを休めて、次のレースに備えてくださいね」と声をかけると「次のターゲットレースは日本ですね。日体大か上尾かな」と言います。えっ。わざわざ台湾から日体大や上尾にくるの?と聞き返すと、「気温が高い台湾ではタイムを狙うことができない。世界的にも秋・冬に走れるトラックレースはそうそうない。だから、日体大記録会は海外でも有名なんですよ」と言います。

世の中の人には知られてないけど、陸上界では知らぬ人がいない「日体大記録会」とくに気温が低く、風の影響の少ない立地も相まって、好タイムが狙える11月の日体大記録会は「スーパー日体大」と呼ばれ、好記録が連発されます。

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オレゴン世界陸上参加標準を狙う一発勝負の場として駒澤大学の大八木監督と田澤廉選手が選んだのも、この日体大でした。田澤選手の10000m27分23秒44という記録は日体大記録会における日本人コースレコードです。

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特に11月の日体大記録会では箱根駅伝を目指す大学への入学切符となる5000m14分台を目指すために、それこそ日本中から高校生が集います。箱根駅伝のメンバー入りを目指すために大学生もここにピークをあわせてきます。そして実業団選手もニューイヤー駅伝、そして日本選手権の参加標準を狙います。昨年11月の5000mはなんと42レース。一番目標タイムが遅い組ですと、朝8時30分スタート。つまり、11月の日体大記録会は日本最高峰のレベルであるがゆえ、市民ランナーにとって高嶺の花でありました。

しかし、今回は11月4日〜6日に開催される「日体フェスティバル」の企画のひとつとして、市民ランナーにも開放。スーパーOTTが実現の運びとなりました。

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「絶好のコンディション」と呼ばれる11月の日体大を走ることができます。非公認レースですから、厚底カーボンシューズを履いてトラックを走ることも、目標タイムによってペースメーカーもつき、男女区別なく目標タイムを目指して走ることができます。

日体大で開催される非公認レース。スーパーOTT。一回限りのこのチャンスをお見逃しなく!

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