2018年12月23日 今朝の一枚

「帝京の中野監督の本を作っているんですけど、年内ギリギリっぽいんですよねー。」ということを聞いたのは全日本大学駅伝での報道バスでのこと。隣の席に座っていたライターの和田悟志さんが教えてくれた。確かに中野監督は面白い。監督トークバトル前における記者会見でも、「これから面白いこといいますよー！」という雰囲気満々で話はじめ、きっちり苦笑をとっていく青学原監督に対して、つまんなそうな顔をしながら話し始め、きっちり笑いをとる。（実は笑いの基本）2013年箱根駅伝復路６区終盤。帝京大・千葉一慶VS駒澤大・千葉健太が併走。そうなると、監督車も帝京と駒澤は接近。監督車からは「千葉ーっ！」と怒号が飛びまくって、その怒号の主は誰もが大八木監督のものかと思ったら、中野監督のものだったいう「千葉vs千葉」対決。知ってるようで、知らない中野監督本。帯には「中野マジックのタネ明かし」と書いてある。これも確かに面白いが、あまりにも細かすぎる箱根駅伝ガイド用語集行きレベルのネタだけに、ターゲットが狭い。狭すぎる（笑）ということで、一銭もお金は入ってくるわけではないけれども、意味無くこの本を猛プッシュすることにしました。
たぶん、ぼくらのような人だけが、たっぷりと楽しめる本になってます。個人的には主務のくだりが好きです。今年の帝京大学主務佐藤凌平さんのことを「以前は私が彼のことを叱ることもあったが、今は私が佐藤から叱られることのほうが多いくらいだ」主務から怒られる監督って、どんな監督なんだ（笑）気になった方は「自分流 駅伝・帝京大の育成力」（中野孝行/ベースボールマガジン社）をチェックしてみてください。24日の有隣堂ツアーで訪れるお店には「山積み」しておいてもらうようお願いしておきました。そして、有隣堂の本だけでまかれる帯も勝手に作ってみました。「僕らが面白がらなければ誰が面白がるんだーーEKIDEN News」と書きました。さて、今朝の一枚は2017年1月2日箱根駅伝往路５区、大平台手前くらいで撮った東海大学館澤選手。このあたりまでは、他の選手を圧倒するような動きで駆け上ってきてたんですよ。びっくりして撮った一枚です。それでは今日もよい１日を。

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