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2019年1月30日 今朝の一枚

昨日のIAAFのツイッター投稿にはびっくりしました。

とかく「ドメスティックな競技」といわれがちな駅伝をIAAFがツイッター上で取り上げたからです。しかも、「駅伝に参加してみたいですか?」というアンケートまで。

IAAFが単に「駅伝」を紹介するだけでなく、
どれくらい駅伝に日本から反響が届くかも知りたいという意向も感じられます。今年の5月。横浜で世界リレーが開催されますし、これはもう、横浜世界リレーに駅伝が採用するかどうかの布石じゃないか?そう思ったのです。一応、そう思った理由も。

昨年10月19日放送のTrack Town SHIBUYAに日本陸連大嶋康弘事業部長をゲスト迎えました。

横田さんとは常々、「駅伝は日本人だけでなく、世界中の人が楽しめる競技だ」と話しておりまして、番組を通じて大嶋さんに「世界リレー横浜大会に駅伝をとりいれ、できればノルウェーのインゲブリクトセン3兄弟の駅伝が観たい」というお願いをしたのです。駅伝を世界リレーに。というのは荒唐無稽な話でもなくて、アメリカにも昨年、東洋大学が走ったリレーマラソン「Hood To Coast」があります。あのゲーレン・ラップも「いつかはHood To Coastを走ってみたい」と語っている大会です。

第二次世界大戦が終わり、GHQの占領下で箱根駅伝を開催するために、当時の大学生たちがGHQに箱根駅伝を「リレーマラソンなんだ」と説明したことで、GHQ上層部が理解をしめし、超法規的措置がとられ。開催にこぎつけたというドラマのような本当の話もあります。駅伝は海外の人々にとっても「リレー」という概念で通じるのです。

世界リレー横浜で駅伝。横田さんもぼくらも無理難題と言ってるわけではありません。横浜国際競技場は関東インカレハーフマラソンも開催されている会場。すでにコースを作った実績もあります。トラックを中継所にして、ロードに飛び出していく。箱根駅伝や東京マラソンのように大規模に公道を封鎖することなく、駅伝の実施は可能じゃないか。そう思ったのです。
「とはいえ、こんな差し迫ったタイミングでできるもの?」
という声もあるでしょう。覚えておきましょう。
「IAAFは突然はじめるのです(笑)」
昨年、おこなわれたIAAF OUT RUNもそうでした。
ロンドンマラソン(4月22日)を走り終わってホテルでPCをあけると
「IAAFから6月6日開催というスケジュールで来たのですが
 これから設営や企画を詰めることはできますか?」というメールが届いたのをよく覚えてるからです。(みなさんの協力でなんとかできましたがw)
ぜひ、日本の陸上ツイッタラーのみなさん、
IAAFのよびかけへポジティブな反応をよろしくおねがいします。

さて、今朝の一枚はIAAFのツイッターでも胴上げの姿がさらされた渡邉利典選手。2014年の箱根駅伝3区にエントリーされたものの、2015年の駅伝シーズンはずっと控えだった利典選手。出雲駅伝で青学は優勝したものの、エントリーからは漏れ、「もうひとつの出雲駅伝」を走ることになった利典選手を車に乗せて競技場まで連れていったのも良き思い出です。

結果的に2016年の箱根駅伝はアンカーにエントリー。利典選手のゴールを観るためだけに、3時間前から大手町に待機して撮ったもの。東京マラソンも楽しみだなー。それでは今日もよい一日を。

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