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本日のドリル:「GX」グリーントランスフォーメーションとは(2024-1-⑬)

こんにちは。
暑い日が続きます。この夏の電力需給は「予断を許さない状況」と経済産業大臣も発言しています。経済活動にはエネルギーが欠かせません。これを安定的に供給するのは、単に電力会社の責任ではなく政府が果たす役割も大きいです。

エネルギー問題は一国で完結するものではありません。世界情勢と密接にかかわっています。エネルギーを輸入に頼る日本にとって、為替レートの変動も国内価格に大きく影響します。

一方、再生可能エネルギーの導入も同時に進めています。再エネの知識も入れていきましょう。

今日は「グリーントランスフォーメーション」を確認します。世界の投資がGX関連に向かう中、日本企業の経済活動で不利にならないよう、国内ルールを整備し経済・社会活動を変えていこうとしています。国が政策で後押ししていくことになります。具体的にはGXに関する投資を推進していきます。

早速、知っている・知らない、をピックアップしてみましょう。両方の記事からでも構いません。(その分量は多くなります)

<知っている>
温暖化ガス
化石燃料
太陽光・風力、再生可能エネルギー
電気自動車(EV)
断熱窓

<知らない>
2050年温暖化ガス実質排出ゼロ(実質ゼロ?)
GX債
GX経済移行債
次世代航空機

新しい事業には投資が必要です。国内外の資金は、これから成長していこうという分野に向かいます。日本社会が温暖化問題を克服し、経済・社会が変わる仕事には、成長が見込まれます。日本はエネルギーを輸入に頼っている国であり、その分野で新しい技術が進めば恩恵も大きくなります。GXの動きを、新聞記事などで追っていきましょう。

日本国内は人口が減っていきます。国内向けだけで考えていると、市場は小さく広がりが期待できません。これはエネルギー分野でも言えます。世界に目を向ければ市場は大きくなります。その分国際競争力を高めていく必要もあります。

ところで、私がよく伺う地元のカフェで、ドリンク価格が30円値上げされました。(輸入に頼る)コーヒー豆の価格は上がっていますから、その分の値上げは確かに必要なのですが、それ以外にも物価が上がっています。店内の電気水道ガスなど、エネルギーコストも上がります。猛暑で冷房代もかかります。資材等の配送料金も、エネルギーに関連して上がるでしょう。ビニール製品も石油が原料ですから地味に上がってきています。

最低賃金の上昇の中、スタッフの給料も上昇傾向です。30円の値上げでは済まないでしょう、と思いました。それでも客数が減ると、営業は続けられなくなります。きちんとした経営をしている店は、なくなると生活の潤いがなくなります。消費者である私たちは正当な費用は負担する覚悟が必要になっていきます。物価上昇と付き合っていくことになります。

GXを進める上で、これまでのように安価なエネルギーを使うことはできなくなるかもしれません。それが世界の流れであれば、自分たちだけが費用を負担しないわけにはいきません。急激な価格の変化は税金による補助で緩やかにする必要があるかもしれませんが、いつまでも続けるわけにはいきません。数か月限定で補助し、その後は上げること、それを受け入れる準備をするように消費者も行動を変えていく必要を感じます。

今、政府は「電気・ガス代の補助」を秋以降復活させることを決めています。これまで補助があったために、物価の上昇を押さえてきました。補助が切れるとその分物価は上がります。給料が十分上がらないと、人々の負担感は増すことになります。全体に補助することは、電気・ガス代の上昇を自己負担できる人・企業の分まで税で負担することになります。財政に余裕があればそれもよいでしょうが、そこまで国は余裕がないはずです。補助した分の税金はいずれ、私たちが支払うことになるのです。

どこまで無料公開されているかわかりませんが、こちらの記事もご覧ください。

エネルギー問題も、キーワードを一つずつ確認しておきましょう。
ざっくりですが、1つのテーマでまずは10個のキーワードをまとめておくと、どうにか小論文として内容が伴うのではと考えます。試してみてください。

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