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ここからもう一度始めます。

前回noteを更新したのが去年の10月。私は長年勤めた障害者福祉の仕事を退職し、webの職業訓練校に通っていました。今では訓練校も修了し、こんな風に記事のヘッダーを自作できるようになりました。訓練校に通う前は絶対にできなかったことです。(というか、自分で作れるという発想もなかった。)

訓練校ではいろんな方たちが学んでいました。中には紙からwebに転換した方や、独学で勉強している方もいて、その中でいうと私はど・素人でした。もう、勉強についていくのが必死で必死で、デザインのデもザもイもンの字も何もかも分からず、周りに「〇〇さんはすごいですね」と言って褒め称えるのみ。腹の中では「完敗。あぁ、こりゃ勝てん。」と毎回場違いがリングに上がってしまってボッコボコにされて「立てんよ、ジョーじゃないもん」と嘆く毎日でした。

それでも1日も休むことなく皆勤賞で通い、知識はまだまだだけど、ガッツだけで何とか雇ってくれる職場はないか?と求人を探し始めました。そんな時に見つけたモモンガオンラインサロン。ここは駆け出しのデザイナーが多く参加していて、何か情報交換ができるかな?自分でも入って大丈かな?とおっかなびっくりでしたが求人探しの傍ら入ってみることに。

ここからが私の本当の自分探しの始まりでした。

知らないことが多すぎた私

訓練校で基本的なadobeソフトの使い方を学んだ私。少しは話についていけるだろう。そうたかを括っていました。ところがどっこい。何々?ZOOM?テレワークが浸透している今では当たり前ですが、全く話題になっていなかった数ヶ月前の私にとっては革命的でした。

何これ!目の前で初めましての人と私会話してる!えっ?パソコンの画面が離れた相手と共有出来てる!?じぇじぇっ!遠隔で私のパソコンが操作されている!使いやすいようにレイアウト変えてくれた!

もう目玉が飛び出る程の衝撃の連続です。サロンの運営者との初めてのZOOMでのリアクションが大き過ぎて、終わった時には相当の体力を消耗していました。

当たり前だけど世界は広かった。

「webを学べば世界が変わる。」訓練校の先生がこう言っていました。webの世界は移り変わりが早く、数年の間には考えつかなかったことが実現される。そんな分野に関わることは学びが多く、それらを体験することで自らの知見が広がる。そんな意味で先生はおっしゃっていました。

「ふーん、へ〜」程度の感覚で椅子に座って聞いていた私は、学校修了後に先生の言っていたことを体験することに。

とにかく、webの世界は強者揃い。何気ない会話一つとっても右から左から、時には斜め上から自分には考えもつかない視点で理論立てて意見がポンポン出てくる出てくる。まるで私も頭が良くなったかのように、、。(それは錯覚ですが)これまで福祉業界にいた私は、正直不毛な議論をする毎日でした。というのも、利用者さん本人が「こうしてほしい」と言えない方の場合、「こうであろう」という限りなく近いと思われる答えを探し出してそれに近づける作業しかできないためでした。それはそれで、職員一人一人の考えを聞くことが出来るので見出せるものはあるのですが、多くは感情が入ってしまうので、なかなか根気のいる議論です。

webの世界にいる方達は、KPI(目標達成プロセスを具体化して考える)を設定し、効果を検証します。不毛な議論ではなく、すぐさま手を動かし実行する、この速度感がこれまでの私にはありませんでした。これは私の仕事に対する考え方を大きく変えました。

それで一体私は何がしたいの?

求人を探してみるも、未経験で初めての業界では応募の段階で落ちます。ポートフォリオを見せる前の段階で「あなたの今後の活躍をお祈りいたします。」と応募会社からお断り(お祈りメール)が来るのです。そりゃあ、応募したんだから、少しは期待するんですが、まあやっぱり世間は甘くないですよね。当時私はHTMLもCSSも学びましたが、flexboxなど、ブロックを横並びにすることすら本を見て頭をうんうん捻らせながらやっとの思いで一つできたら一喜一憂。次のブロックを動かすには、、とまた本を見てポチポチ。数時間掛けて頭に入れるも、次の日起きてパソコンを開いた時には自分が入力したコードの意味が理解出来ずに苦しんでいました。

そんな状況だったので、やってて好きだったバナーやロゴ制作を仕事にしたいと思っていました。でもなかなかそんな都合の良い職場は近場になく、あっても都心で、派遣社員のため、通勤時間が長く、保障もありません。このご時世なので贅沢は言ってられませんが、週3正社員などと訳の分からぬ検索ワードをひたすら探していました。

はてさて、本気でどうしたものか。いっちょもう一回訓練校、もしくはスクールに通うか?おうおう、そのほうが良いかも?と考え始めるまでこじらせていました。思春期のこじらせなら可愛いですが、中年のこじらせは本当に厄介です。誰も言っていないのに勝手にストーリーを作り上げては壊し、作り上げては壊しの連続、ただ時間だけが過ぎているのに腹は減る。食うなら働け、と世の働いている皆様に叱られます。(いっそ叱ってくれた方がいい)とにかく妄想しているだけじゃ何も進展はありません。

そんな時にサロンでのサービス立ち上げに関わらせていただける機会がありました。先ほど伝えた通り、強者ばかりの中に入らせていただくと、不思議なもので「ここで自分の出来ることは何だろう」、と妄想ではなく、現実世界の立ち位置を探し始めます。webの知識や経験では到底追いつくことは出来ません。そこでどうしたか、webに限らない、運営(ディレクション)で少しでも役に立てれば、ともがき始めます。これが周りとの差別化でした。使えない奴はいても意味がないので、何とか結果を残せるようにもがきました。(就活でもがけよって話ですが)記録をとってみたり、予定を組んでみたり、打ち合わせをスムーズに進めるためにはどうしたら良いか、と目的を明確化してから進めたりと色々試しました。やっぱりうまくいかない、ということもありましたが、サービスを作り上げるには様々な役割の人がいて成り立つこと、それぞれに適材適所があること、立ち位置を自分で探し、実力は後からでも良いのでまずはやってみることの大切さを再認識しました。

と、ここまで長く書きましたが、終わりそうにないので、結局私が何をしたいかについては引き続きこの先のnoteに書いていこうと思います。

前回のnoteでは「いつだって始められる」というココ・シャネルの言葉について書きました。この記事を書いてから8ヶ月経過して、本当にいつだって始められることを身を以て体感しています。今、進路に迷っている方、しんどい思いをしている方、良く分からないけどこれから先のことを考えると漠然と不安になる方々がもしいるとしたら、とりあえず途中で立ち止まってみることも一つ効果的だということを伝えます。

働いている時はとにかく休んではいけないという考えでした。ましてや辞めるなんて想像もしていませんでした。でも、辞めました。きっと、あれが自分の限界だったんだと思います。渦中にいる人はSOSを出すことすら出来ないと思います。しんどい時はしんどいって言える状態の時に立ち止まる方が良いです。その先にいってしまうと「しんどい」ということさえ言えない状態になってしまいます。そうはなって欲しくないです。例え会ったことのない人でも、そんな思いにさせる社会がある、という事実に対して悔しさが生まれます。立ち止まることを寛大に受け入れられる社会になることを本当に願っています。

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障害者福祉の仕事を退職後、未経験web の勉強を始める。 ITの力で障害者福祉の労働環境が改善できないかと、自分事業「ITOGUCHI」を立ち上げる。 一人でも多くの従事者が長く続けられる職場作りを目指す。 twitter→https://twitter.com/MuuVvk
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