ポンチョ旅行記〜広島編〜
大阪に引き続き、広島への旅がはじまる。
今回のひとり旅では
・それぞれ現地の人と話したい
・一人で居酒屋に入ってみたい
というプチ目標がある。
なんせ方言を聞いてみたいのがつよい。
じゃけぇ(?)をききたい。
さぁ、広島へ。
【広島初日:10月5日】
[朝]
なんとなくルーティーン化してきた
名古屋駅での朝マック。
ホットケーキを注文すると、フォークが3つついてきた。
忙しかったのだろう。
辺りを見回すと、学生がが沢山いる。
そうか、修学旅行か。
自分がいざ学生じゃなくなると、こうもピンとくるのに時間がくるものなのか。
そんなこんなで、新幹線で広島へ。
[広島到着]
広島駅に到着すると、
新幹線の発着音が銀河鉄道999のテーマで
旅の始まりを祝福してくれているようにも感じる。
人生初の広島。
何を見ても新鮮だし、興味をもつ。
ワクワクという言葉がぴったりだ。
さて、厳島神社へ向かうとしよう
(なんか正式な漢字が出てこないので、この文字で以下も失礼する。)
[船]
宮島駅まで向かい、船に乗る。
船の中は修学旅行生ばかりだ。
学生を見ると
「最高の思い出作れよッッッ」
となんだか嬉しい気持ちになる。
青春真っ只中の彼らが目に見えて眩しい。
[島へ上陸]
上陸するとシカがござることに衝撃を受ける。
野生として日本にいるシカは、本当に山の中の中か、奈良公園くらいのもんだと思ってた。
浜辺にシカがいる光景がなんだか不思議と面白い。
階段に寝そべるシカを見つけて、外国からいらした方が、
「Oh…Hi〜」
と語りかけている光景を見てなんだか和む。
厳島神社で参拝を終え、御朱印も書いてもらったところで昼ごはんでも探す。
そんな中、修学旅行の学生さんが
「本物だ!」「すげぇ!」
と口々に揃えているので
どうせYouTuberか何かだろうと
ミーハー心を震わせ近づくと、
某学校へ行かなくてもいい系YouTuberだった。
YouTuber。すげぇな。
[昼ごはんと牡蠣の話]
広島といえば、お好み焼き、牡蠣、穴子(らしい)
どうせなら制覇したいところだが、私の弱点がある。
牡蠣だ。
食べられないわけではないのだ。
ただ、私が母のお腹にいる頃、
両親が爆当たりして口から生まれるのではないかと思うくらい吐いたらしい。
それから恐怖に震えて、食わず嫌いをしてきた。
しかし、こんな克服するベストタイミングはないだろう。
穴子丼にカキフライ。クラフトビールに揚げ紅葉。
完璧なセットを完食する。
確かに海のミルクと言われるくらいはある。
これはうまい。
いつかは生で食べてみたいものだと思った。
[船で帰る]
一通り観光も終えたし、船で帰る。
海風を浴びながらほろ酔い気分を覚ます。
こんな贅沢ないだろう。
さて。競艇に行こう。
[ボードレース宮島]
父とある決め事がある。
いつか2人で全国のボードレース場を制覇しようと。
タイミングよく宮島にボートレースがあるのでひと勝負。
特に面白みもなく、書くとこもなく。
ただ、3600円が2000円になっただけの話。
[酔いが覚めて]
ふと気づく。カキフライでも当たることがあるらしい。
私はシンプルにお腹が弱い。
なんてことをしたのだろう。
牡蠣の毒は潜伏期間1〜2日らしい
この旅の中で、牡蠣の毒に怯えながら過ごすことがきまった。
おのれ牡蠣。負けてたまるか。
[そんなこんなでライブ]
そんなこんなで広島サンプラザアリーナへ。
本日もライブ鑑賞を終え、友人宅へ向かう。
地方会場あるあるなのだが、
会場最寄りの駅改札が二つしかなく、
電車が基本的に4両編成。
まぁ、気長に待つとしよう。
[友人宅]
本日泊まらせてもらうのは、
高校からの友達、バンドメンバー宅である。
友人の家には路面電車を使って向かうらしい。
なんとワクワクする、これぞ旅。
せっかくえいとが来たから隣で寝るといったのに、
私のいびきがうるさいと、
着ている服をぶん投げて起こしてくる。
まぁなんか、またこれも楽しいのだ。
他愛もない話をして眠る。
【2日目:10月6日】
[散歩]
友人が仕事に行く時間共に家を出る。
なんと家から徒歩圏内に原爆ドームがあると
流石に広島にいるのなら行くべきだろうと朝の散歩がてら向かう。
原爆ドーム近辺から、街の中心部を散歩する。
今回の旅でちょいちょい狙っている古着屋を巡る。
朝がそれなりに早いこともあり、
商店街の人はかなりまばらである。
朝ごはんのために入った、ミスドを出ると
そんなまばらな商店街に不釣り合いな二人組。
お笑いコンビ三四郎さんがロケをしていた。
あまりにも周りに人がいないので辺な夢を見ている気分だった。
友人の職場も近く、共に昼食をロッテリアでとる。
2日目もライブへ向かう。
[夕食とホテル]
ライブも問題なく終わり、
本日宿泊するホテルへ。
キャビンタイプのカプセルホテルでかなり過ごしやすい。
荷物を預けて夕飯探し。
めちゃくちゃ迷子になって、駅中のお好み焼き屋へ
また調子に乗ってビールとお好み焼きを食べる。
1人だしホテルだから酔ったら終わりだと言い聞かせてそそくさと会計。
思いっきりクレジットカードと間違えて免許をだす。
めちゃくちゃ恥ずかしかった。
ホテルまでフラフラと歩くと、
飲み会終わりのサラリーマンが
「最近の話なんだけどさ!あ、最近って言っても5年前ね!」
会話の導入しか聞いていないがすごく興味をもった。
あの方にとったら、5年は最近なのか
はたまた、話の内容的に5年が最近に感じるのか
お年を召してる感じだったので、感覚的なのか
私はまだ5年はとても長く感じているが。
この旅は5年後、最近の話になっているのだろうか。
【3日目:10月7日】
[少しの観光]
ホテルで朝食をいただく。
普段朝は食べるとお腹が痛くなるので
基本的に食べないのだが、
旅中やホテルでの朝食はとりたい。
広島観光は3日かけて行こうと思っていたところに
2日で行けてしまったので丸一日余る。
とりあえずまた市内にもどり、本屋へ。
最近見つけたライフハック?なのだが
観光客が立ち入りやすい本屋には観光ガイドが集められたコーナーが多くあるため、困ったら活用している。
まぁ、残念だが有力な情報は得られなかった。
もう帰宅するかと思い、市内から歩いて広島駅へ。
帰路にちょうど広島県立美術館があるため寄ることにする。
庭園まで見られるとのことなので歩く。
この辺りで腹痛とフワフワとした頭痛に似た何かに襲われる。
牡蠣か!?牡蠣が来たか!?
恐れるが違う、普通に二日酔いだ。
牡蠣の潜伏期間はとうに終わっていた。
みたか牡蠣。私の勝ちだ。
美術館内に入ると、ダリのヴィーナスの夢が。
まさか偶然。本当に知らなかったし見られるとは思わなかった。
美術に詳しいわけではないが、
建築を勉強していた身として、
ダリの作品には惹かれるものがあり大変感銘を受けた。
感銘を受けた。から何って話だ。
「感銘を受けた」だけ。
帰ろう。
[帰宅、総括]
親戚と家族にもみじ饅頭を買って新幹線乗り場へ。
謎のサッカー選手集団がサインと写真を求められていた。
なんかこの度は毎日有名人であろう人達とすれ違う。
いい旅だった。
旅で起こったことを箇条書きに残し、
帰りの新幹線や、後日このように文書にするのだが、
2日目の夜に残した
「右と左で」
このメモだけはなんだったか思い出せない。
まぁ、一人旅なんてこんなものでいいのだ。
美術館を観て、感銘を受けた。
だけでいいのだ。
自由気ままに、好きな時に好きな場所へ行ける。
それぞひとり旅。
最終日の昼にわざわざ焼肉ライクに行ったって
「せっかく広島にいるのに!」
なんて言われないのだ。
寂しくなんてない。少しだけ寂しい。
自分に正直になれるのもひとり旅の良さか。
来週は仙台に行く。今回こそ完全に1人だ。
そういえば。じゃけぇは聞けなかった。