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栗焙じ茶とハーブ、お月見ドリンク

長雨が明けた今夜はより空が澄んでみえます。

いつのまにやら季節は巡り、今年も月がもっとも美しく見える、お月見の時期がやってきました。

季節の彩りを感じる果実も、梨やイチジク、葡萄のしたたる果汁と芳しい香りを纏ったものが青果売場に並ぶ様子を見るとまさに実りの秋。

家で過ごす時間が長いからこそ、積極的に季節を味覚から取り入れたいものですね。


昨年から参加している新しいお月見では、今の暮らしに溶け込むお月見を提案しています。

前回では梨と緑茶を組み合わせたり、バラの花びらを浮かばせたノンアルコールの月見酒ドリンクをおつくりしました。


今年の十五夜は9月21日。

お月見のお供に、栗とハーブを使ったホットドリンクはいかがでしょう。


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一般的にはお月見といえば9月の十五夜が有名ですが、実は9月に十五夜、10月に十三夜と2回のお月見があります。

それぞれに「芋名月」、「栗名月」と旬の食材が名付けられているのはお月見のはじまりは実りの収穫をお祝いをする文化から。


ほろほろとほどけるような栗の自然の甘さにハーブとほうじ茶、ジンジャエールを合わせ、心と身体が温まるドリンクを作りました。


簡単につくれる、ちいさなドリンクレシピです。よければぜひ、お試しください。


材料(ひとり分)

甘栗 15g
お好きな茶葉 5g
ローズマリー 3cm×2(ひとつは飾り用)
ジンジャエール 180g


ジンジャエールはカナダドライやウィルキンソンのドライタイプなどの辛さが穏やかなタイプがおすすめです。

甘さは甘栗の量で調節してくださいね。

茶葉はお家にあるお好きなもので大丈夫です。お気に入りで買ったのに、飲みきってしまうのがもったいなくて茶缶に微妙に残ってついそのまま・・・といったことはありませんか?

お茶を扱われている方に申し訳ないと思うのですが、、ついやってしまいがち。。今回わたしは微発酵茶のものを使用しました。


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甘栗はキッチンペーパーで軽く水分を拭き取って、ポリ袋に入れて手や擂り粉木などで潰します。

潰した甘栗と茶葉、3cmくらいにカットしたローズマリーを焙じ器に入れ、じわりと弱火で揺すりながら3、4分ほど炙っていきます。焙じ器がなければフライパンでもOKです。

漂う煙が香ばしく、うっとりしてしまうほどなんともいい香り。


別の鍋でジンジャーエールを温め、ホットジンジャエールを作ります。温かいジンジャエール、不思議に思われるでしょうか。しゅわしゅわと弾ける炭酸が飛び、甘いホットドリンクになります。寒い日やお腹を温めたい時にもおすすめです。


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炙った茶葉をジンジャエールで淹れていきます。

3分くらい蒸らしたらほっくり栗のドリンクの出来上がり。


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窓を開けると、すっかり秋めいたやわらかな夜風を感じます。

氷を入れてアイスにしても美味しいですが、ホットドリンクでゆっくりと手を温めながら飲んでくださいね。

お好みでウィスキーやブランデーなど、お酒をひと匙入れるのもおすすめです。そういえば初夏に仕込んだ梅酒もそろそろ飲める頃、果実酒をいれても美味しく頂けます。


今夜は月が見えるでしょうか。

見えなくても大丈夫。空を仰ぎ見ると、ビルや建物の隙間から見えるきらめく星や雲。空はどこまでも繋がっています。

ビールでもなんでも、お好きなものを手にして。


美しい秋の夜長に乾杯しましょう。



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↓お月見コンテストでは「月/お月見」にまつわる作品を募集しています。色々な視点での月の愛で方、楽しみ方があり、読むだけでもとても面白いです。素敵なプレゼントもご用意してますのでどうぞご参加ください。


↓21日の十五夜はオンラインでお月見会が開催されます。当日ぜひ一緒に乾杯しましょう。


↓二十四の節気に合わせたドリンクといけばなをお手紙に乗せた交換書簡をしています













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