先日かなり久方ぶりに映画館での映画鑑賞を行った。 役者を経験していると、一般世間からは映画が好きで沢山観ているだろうと思われがちだが、嫌いではないにせよ、映像として残っている故、「いつか観られるのでは」と頭の何処かで思い、結局観ないで終わる残念な人間の1人なのである。 映画のタイトルは『横須賀綺譚』。実のところ、視界の片隅にSNSから流れている情報を感じても「観たい」とは思っていなかったし、観る予定でもなかった。 それが。 ある日コミュニティFMに好きなインディーズバ
ブラジル関連の事を書こうと思いつつ時間ばかりが過ぎてしまった。 2020年5月。新型コロナウイルスの影響で自宅に籠っている割には、纏まった文章を書く為の脳機能は停止したままだ。 私とブラジルのそもそもの関係を書くことについては少々お時間をいただくとして(がっつり書く気になるまで気長にお待ちいただければ幸い)、5月は日本でも『母の日』を迎える月でもあるので、10年前の『母の日』を書いておきたいと思う。 ブラジルに親戚を探しに行って無事面会が実現した後のことだったと思うが、
虚飾集団廻天百眼 という演劇団体をご存知だろうか。 あなたが好きなミュージシャンやアイドルも注目しているであろう、アンダーグラウンド、いやアッパーグラウンド音楽劇を上演している集団である。 先日、その集団の統率であり、作演出家である、鬼才・石井飛鳥氏(以下“石井さん”)から直々にご連絡をいただき、第20回本公演『不思議の国のアリス・オブザデッド』の千秋楽を拝見した。 私はこの団体の公演を訳あって4年ほど観ていないのだが(そもそも最近の私は演劇を観る気力すら無くして劇場から