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グループで瞑想する大切さ

毎週木曜日に開催している「マインドフルネス瞑想@オンライン」も半年以上が過ぎました。
常連さんや初めての方が折り混ざり、毎回楽しく瞑想させてもらっています。
瞑想後のコメントも思い思いのご意見、ご感想、雑談と魅力の一つだなぁと感じています。
そのコメントの中で、「以前、瞑想をする機会がありましたが、なかなか習慣にできませんでした。」「一人で瞑想しようとしても、続きません」「毎週木曜日に、皆さんにお会いするのが楽しみです」といったコメントを多く頂きます。
本当にそうだな、と私自身も思います。
そもそも、この木曜日の夜の時間は、私一人で瞑想するのが寂しいから、どうせなら多くの人と時間を共有しよう!その方が長続きしそう!!と思ったのがきっかけです。
その感覚を多くの人が共有出来ている事に嬉しさを感じます。

瞑想というと、イメージとして「一人で静かに坐るもの」「日常生活と切り離した時間」と考えがちです。しかし、実際に瞑想を実践していくと、確かに深く自己の観察していきますが、他者との繋がりを感じながらの方が続けやすく、心地良いのが実感ではないかと思います。
ここに瞑想を日常化する秘訣が隠されています。

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お釈迦様の時代まで遡りますと、修行僧はグループで修行をしていました。
ある一定の人数でグループを作り、ルールを制定して、托鉢や瞑想を行なっていました。
このグループを〈サンガ〉と呼びます。
お釈迦様は必ずサンガで修行するように教えています。
瞑想修行する時も、樹下や川の辺りなど各々好きな場所で行いますが、互いを感じられる距離を保っていました。
この絶妙な距離感が瞑想の効果を高めるのです。

私たちは日常生活の中で、他者と完全に切り離されて生きる事はありません。
さまざまな人、モノゴトの影響を受けながら生活をしています。
しかし、瞑想の時だけ非日常の空間を作り、一人静かに瞑想をしてしまっては、実際に日常に戻った時、その瞑想を応用しずらくなってしまいます。(もちろん、心を落ち着かせるという意味では効果が高いです。)
ポイントは日常の感覚を保ちながら、瞑想を実践する、という事です。
あまり雑多でうるさい環境では落ち着きませんが、必要以上に環境を整える必要もありません。静かでありながら、他者を感じられる空間が大切なのです。

そのような意味で、このオンラインの瞑想会はとても良い環境だと思います。
それぞれ静かな自宅(たまに帰りの電車やバスの方も・・・)でチェックインをして、数十人の方々と同じ空間で瞑想をする。画面を見れば他者を感じ、静かに瞑想をする、というのは日常の延長線上にある瞑想体験だと言えます。

さらにグループで行う事は習慣化しやすく、また他者の気づきによって学びを蓄積していけるというメリットもあります。
瞑想の感じ方は人それぞれです。
自分一人で坐っていては、気づきは自分の体験しか得られず、ともすると視野が狭くなってしまいます。他者の気づきを自分の学びにする姿勢こそ、日常を変革させる大切なプロセスです。
それはグループで行う大きなメリットではないでしょうか。

〈坐る〉という字を紐解いてみましょう。
人が二人並んで地面に腰を下ろしている形です。
坐とは、師弟、学友、家族など他者と空間を共有する事が前提の文字です。
ぜひ、これからも〈サンガ〉で瞑想する習慣を大切に、そしてまだ未体験の方はご参加お待ちしております!!

続きは随時更新していきます。
ご興味のある方は、ぜひ「マインドフルネス瞑想@オンライン」にもご参加下さい。
https://note.com/eikan/n/nce50c4dc8079

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