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手は第二の脳

手は第二の脳

「手は第二の脳」という言葉があります。
私たちの脳は体に指令を出して各部位を動かし、また体からの刺激を受けて脳に感覚として蓄積していきます。

では、脳の面積比率と体の面積比率は比例しているのでしょうか?
脳の中で感覚を捉えやすい、感じやすい部分は面積的にも広範囲ですが、その部分は身体的にも広範囲なのか?といえば、実は比例していないのです。

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その相関図を示す有名なペンフィールドマップというものがあります。
そして右の人形は、その相関関係を視覚的に分かりやすく立体化したホムンクルス人形といいます。
この図や人形を見ると“手”の範囲がとても大きく描かれています。
私たちの身体の中では“手”というのは、さほど大きな面積を占めていません。
しかし、実際に脳への影響で考えると、とても大きな範囲を刺激する、感覚的に敏感な部位だと認識できるかと思います。

これが「手は第二の脳」と言われる所以です。

たとえば、文字を書かなくなったり、料理を作らなくなると脳が衰え、認知症のリスクが高くなる、という話があります。これは手や指への刺激が減り、脳へ新しい刺激が伝わらなくなる事による弊害ですよね。

これは年配の方だけの問題ではありません。
現代では、PCのキーボードやスマホでのフリック機能によって文字を入力します。このキータッチと実際に文字を書く動作を比較した場合、脳への刺激には雲泥の差が生じます。キータッチは一見複雑に見えるかもしれませんが、動作としてはキーをタッチしているだけです。配置を覚えてしまえばブラインドタッチも可能な程、脳への負荷は低いです。
一方、文字を手書きする時には、文字を思い出す、筆記スピードを考える、文字と余白のバランスを考える、、、などなど。様々な負荷をかけながら文字を記していきます。その指や手の刺激が脳にダイレクトに伝わり、脳の活性化へと繋がるわけです。

ボディスキャン『指瞑想』

今回の瞑想の時間では、時間をかけゆっくりと指をマッサージしました。
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初めて参加したんですが、おなかを使った呼吸法、指のマッサージよかったです。
・手の動きに気づきながらの瞑想だったので
意識がクリアでした😊
かなり新鮮でした!

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指のマッサージのお陰か、深く集中していて早島さんの声がけに「ビクッ!」と我に返るほどでした。

などなど、参加者のみなさまのご感想を見てみると、指という狭い範囲の観察ですが、意識は深く集中し、リラックスもしやすかったかと思います。
指や手は脳とダイレクトに繋がっていると上記しましたが、普段は酷使している指に感謝の念を持ちながら、指をリラックスさせてあげる事で、脳にも伝わり深くリラックスさせてあげる事が出来ます。

この指瞑想(※ちょっと名付けてみました!オススメの名称があれば教えて下さい^_^)の良い所は、誰でもどこでもいつでも実践出来る事です。
電車やバスに揺られている時、オフィスでイライラした時、手が寒いなと感じた時、思い立った時に好きな指からマッサージしてあげ、リラックスさせてあげる事が出来ます。そしてそのマッサージは瞑想にもなり、心を調えることにも繋がります。
指を揉んでいると、堅い指、ぎこちない動き、痛い場所、気持ち良い部分・・・と様々な気づきがあります。指というとても狭い範囲でも、こんなに感覚が違うのか?!と驚くのではないでしょうか。
その細かい、繊細な感覚を大切に意識を向けてあげることが、普段は無視しがちな身体の声を聞く事につながります。
指瞑想を通して身体の声を聞く事を大切にすると、徐々に今まで気づかなかった、心身の好不調などを敏感に感じ取れるようになります。
心身の調子や変化を敏感に感じ取れれば、早めに休息をしたり、食事を考えたりと、予防未病につながりますよね。

その気づきもボディスキャンの大切な効果です。
定期的に指瞑想を行なっていきますので、ご興味があれば下記、木曜日の瞑想会にご参加下さい。

続きは随時更新していきます。
ご興味のある方は、ぜひ「マインドフルネス瞑想@オンライン」にもご参加下さい。
https://note.com/eikan/n/nce50c4dc8079

最新情報はLINE公式アカウントからお知らせします。
https://lin.ee/MGeJto3C


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