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マインドフルネス・well-being

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毎週木曜21時「マインドフルネス@オンライン」で話した内容を軽くまとめた記事や質問に対する答えを掲載していますので、知識としてマインドフルネスを知りたい方にもオススメです。法話も…
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#マインドフルネス瞑想

「マインドフルネス瞑想@オンライン」

「マインドフルネス瞑想@オンライン」

〜1日の終わりに瞑想で気持ちよくクールダウンしましょう〜

忙しい日常、頭は常にフル回転、夜の寝つきが悪い。それでは疲れが溜まる一方ですね。休んでいるはずなのに何故か頭も体も冴えないというあなた。そんなあなたに少しでも「心安らかに1日を終えてほしい」と考え、毎週木曜日21時からクールダウンする瞑想の時間としてマインドフルネス瞑想のオンラインセッションを行います。正しく気持ちよく「休息」していきまし

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The journey is the reward.

The journey is the reward.



今、こころから楽しんでいることはなんですか?

旅が好きだった若きスティーブ・ジョブスのお気に入りの言葉です。
『The journey is the reward.』
目的地ではなく、旅そのものが旅の報酬というわけです。

私たちは人生の目的や仕事の目標に向かってひたすら前進します。
もちろん目的・目標はとても大切なものですが、そこへ向かうまでの過程を楽しめたら、
人生や仕事がより楽しいもの

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お焼香は何回が正解?

お焼香は何回が正解?

先日、『なぜお香はホッとするのか?』
という内容の記事を書いた際、ある方から下記のコメントを頂きました。

このコメントで、とても大切な事に気づかせて頂いたので引用します。

焼香の回数は宗派によって違うのか?地域性なのか??
この疑問です。
確かに、焼香の回数は1回もあるし3回もあります。
(回数を日蓮宗では炷(ちゅう)といいます。一炷、三炷など)
さらに、よく思い出すと線香の本数も様々です。

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なぜお香はホッとするのか?

なぜお香はホッとするのか?

香[s:gandha]

インドの気候は高温で体臭など悪臭が強くなりやすく、また香木が多く取れることから悪臭を取り除くために香をたいたり、身体に塗ったり、衣服につけたりする風習が古くよりありましたが、その風習を仏教でも取り入れ、香をたいて仏供養を行うようになりました。
中国や日本では、仏教伝来以前に香をたく風習はなく、仏教と共にはじまった行為です。

一般的に身近な香といえば「線香」ですね。
白檀

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四十にして惑わず

四十にして惑わず

私事だが、今年の8月で40歳となった。
自分が子供の頃に想像していた40代とは掛け離れ過ぎており、この年代に突入した実感がまるで湧かない。
貫禄は元より、自分の行動や選択に対する自信もまるで無し。
何よりやりたい事だらけで、思考も四方八方に飛んでいく始末である。
まるで子供の時のままだと改めて実感する誕生日だった。

さて、40歳というと有名な言葉に「四十而不惑」がある。
孔子[前552~前479

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もう一度お盆を紐解く

もう一度お盆を紐解く

東京はお盆が無事に済み、もうすぐ地方はお盆の時期になります。

お盆は実家に帰省し、お墓参り等をしながら親戚や家族とゆっくりとした時間を過ごす、そんな方が多いのではないでしょうか。

花火や夏祭り、蚊取り線香の香りと色々な情景が浮かびます。

まさに夏の風物詩といった感があります。

昔から親しまれている「お盆」ですが、本当の所どんな意味があるのでしょうか?

せっかくなので、馴染み深いお盆を少し

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“喫茶去”から学ぶ、楽しく生きる術

“喫茶去”から学ぶ、楽しく生きる術

私は禅宗系の僧侶ではないのですが、喫茶去(きっさこ)という禅語が好きです。
皆さんは喫茶去という言葉知っていますか?有名ですよね。

一般的には「お茶を召し上がれ」という“もてなし”の意味や、単に“茶を飲んでホッと一息つく”という形で理解されている方が多いと思います。

この言葉は中国唐代の禅僧、趙州従諗(じょうしゅうじゅうしん)の言葉として有名で、その原典は『趙州録』という書物に由来するようです

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グループで瞑想する大切さ

グループで瞑想する大切さ

毎週木曜日に開催している「マインドフルネス瞑想@オンライン」も半年以上が過ぎました。
常連さんや初めての方が折り混ざり、毎回楽しく瞑想させてもらっています。
瞑想後のコメントも思い思いのご意見、ご感想、雑談と魅力の一つだなぁと感じています。
そのコメントの中で、「以前、瞑想をする機会がありましたが、なかなか習慣にできませんでした。」「一人で瞑想しようとしても、続きません」「毎週木曜日に、皆さんにお

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自灯明・法灯明

自灯明・法灯明

お釈迦様の最後の旅を記したお経に『涅槃経』があります。
そのお経には、お釈迦様の遺言を初め、多くの大切な言葉が残されています。
今回、ご紹介させて頂く言葉は「自灯明・法灯明(じとうみょう・ほうとうみょう)」という教えです。
「自らを灯明とし、法を灯明としなさい」と教えられています。
お釈迦様の残した教え「法」を拠り所とし、その教えによって自分を磨き、自分自身を頼れる拠り所としなさい、という言葉です

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手の進化は人類の進化

手の進化は人類の進化

チャールズ・ダーウィンは、人類の祖先が二足歩行したときに両手が自由になり、その後の進化につながったと主張します。

私達の祖先は、二足歩行になることにより、両手が歩行から完全に自由になりました。
前足が両手に進化する事で、より複雑な道具を作り使うことが出来るようになります。
その進化によって、私たちの脳も大きく進化してきました。
前屈みの姿勢では、頸椎にかかる負荷も大きく、脳の容量も抑えられていま

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手は第二の脳

手は第二の脳

手は第二の脳「手は第二の脳」という言葉があります。
私たちの脳は体に指令を出して各部位を動かし、また体からの刺激を受けて脳に感覚として蓄積していきます。

では、脳の面積比率と体の面積比率は比例しているのでしょうか?
脳の中で感覚を捉えやすい、感じやすい部分は面積的にも広範囲ですが、その部分は身体的にも広範囲なのか?といえば、実は比例していないのです。

その相関図を示す有名なペンフィールドマップ

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積極的にひきこもろう!!

積極的にひきこもろう!!

“ひきこもり”はダメなのか?いつも木曜会にご参加頂いている方から、このようなメッセージを頂きました。
その方は元々、社交的で海外旅行なども楽しみ、友人と出かけるのも苦ではない方でした。
しかし、コロナ禍の影響で意図せず引きこもり生活になり、数ヶ月過ごしてみると、今では外に出るのが嫌だな、と感じるようになってしまったとの事です。
現在では、少し外出した方が良いかな、と思いつつ二の足を踏んでるのです。

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自分の軸をつくる

自分の軸をつくる

社会が変化するスピードはますます加速し、先の見通しがつきにくい時代です。
コロナはいつ収束するのか、経済はどう変化していくのか、仕事は続けられるのか。
自然災害の影響は大きくなり、地球規模の変化が求められるような状況です。
このような不確実性の高い社会状況を、VUCA(ブーカ)と表現します。
VUCAとは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Co

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お彼岸は心のデトックス期間

お彼岸は心のデトックス期間

秋のお彼岸も無事に過ぎて、少し肌寒くなってきました。
今年の秋彼岸はどのようにお過ごしだったでしょうか?
実家に帰省したり、お墓参りに行ったという方もおられるでしょうし、まだ帰省は自粛していた、という方も多いかもしれません。
お彼岸というと、お墓参りをしてご先祖様に手を合わせる日だ、と漠然と知ってはいるものの、実際どういう意味があるのか?と問われれば慣習でお参りしているという方も多いと思います。

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