
今羽の森×こんばの森保育園「今こんありがとうフェスタ」を初開催しました
こんにちは、EIJUSOグループ代表の永嶋です。
2024年10月26日、「今こんありがとうフェスタ」が初めて開催されました。これは「今羽の森」と「こんばの森保育園」が合同で開催したものです。EIJUSOグループには扇の森と今羽の森とご福あげおという3つの大きな拠点があり、それぞれを中心に地域の方に来てもらえるイベント開催を目指すなか、扇の森でずっと続けてきた「ありがとうフェスタ」を今羽の森でも開くことにしたのです。今年の開催について、今羽の森の高橋さん、こんばの森保育園の横田さんにお話してもらいました。
2つの施設が力を合わせることで、より盛り上がるイベントを開催
高橋:ありがとうフェスタとしての開催は初ですが、コラボしての開催は今年で2回目となります。それ以前も、今羽の森では夏祭りを開催してきました。暑さが厳しくなってきたことで、近年では秋開催に変更し、毎年続けてきたという背景があります。
一方、こんばの森保育園では、4年前の開園から10月末にハロウィンパーティーを開催していました。昨年、「バラバラに祭りを開くより、力を合わせたほうができることの規模や幅を広げられるのでは」ということで合同開催することになり、それが今年からは「今こんありがとうフェスタ」になったという形です。

ちなみに、「今こん」という名はイベントのために作ったものではありません。今羽の森とこんばの森保育園とはふだんから一緒に活動しており、「今こんスマイル委員会」として一緒に過ごせる時間を増やそうと取り組みを重ねてきたんです。子どもたちがお散歩がてら今羽の森を回ってくれるなど、イベント以外でも隣にいることが当たり前の関係を委員会が中心となり作ってきました。
横田:イベント開催にあたり、まずはフードから企画を練りました。キッチンカーを2台呼び、近所の福祉事業所様にパンの販売も行っていただくことに。あとはEIJUSOグループの職員による多国籍料理の屋台をいくつかご用意しました。


次はEIJUSOグループのイベントでおなじみ、ステージです。こんばの森保育園、今羽の森がある地域は、小中高校がありと立地に非常に恵まれているため、中学校の吹奏楽部にステージに上がってもらったり、大宮工業のアニメーション愛好会の方たちに出てもらったりすることができました。こんばの森保育園の園児たちには、ハロウィンを兼ねて仮装してのダンスを披露してもらいました。
その他、ハロウィンの仮装をしてのファッションショー、合言葉を言ってくれた方へのお菓子プレゼント、ゲームコーナー、体操クラブによる跳び箱チャレンジなど、さまざまなコンテンツを用意しました。
高橋:今羽の森では長年地域に向けてふれあいサロンを開いてきたため、その体験コーナーを作りました。イベントで体験することで、サロンに申し込んで利用いただければいいなと思っての企画です。
今羽では、法人理念にもあるように地域の方と積極的に関係を築いています。自治会の祭りや餅つきの手伝いなどをしてきたことから、今回は自治会長にお願いして駐車場面で当日にご協力いただいただけではなく、回覧板での告知、テントなど物品のレンタルなど、さまざまな面でお力添えをいただきました。人手の面でも、婦人会の方がボランティアとして協力してくださっています。
当日は焼き芋屋さんの阿佐美や いも子さんによる講演会も行いました。講演会は、当初考えていなかったものです。「フードで何を食べたい?」という流れで焼き芋が出てきたところから、テレビで見たことのあるいも子さんを思い出したのがきっかけでした。調べたところ、いも子さんは川口市の方だとわかりました。埼玉にゆかりのある方ということで焼き芋の販売をお願いできないか問い合わせたところ、「自分の活動コンセプトにも合っているので」とOKをいただきました。

その後、いも子さんのことを知れば知るほど、ご本人のバックボーンや活動内容に感銘を受け、「ぜひお話もしていただけないか」とお願いし、講演会を開くことになったのです。
来年度の課題は広報。来場者1000人を目指して認知拡大に取り組みます
横田:昨年度に比べ、今回は関係者以外の方にもイベントが広がり、一般の方のご参加が増えました。ステージも盛り上がり、観客が少なくなることもなくにぎわっていました。参加者は580人程度でした。
高橋:広報した世界が狭かったなというのが今回の学びです。来年度以降は、もっとイベント前から何となく目に入る施策を打っていきたいと思っています。アドバルーンみたいなものを上げるのはどうか、という案も出ていますね。今回大きかったのは、一般の方だけではなく、地域の中高生に声をかけたことです。生徒さんだけではなく、彼らの関係者の方も参加していただけて、非常によかったのではないかなと。「毎年この時期に開催します」と学校側に伝えておけば、部活動などの計画に入れておいていただけるのではないかと思っています。
「今こんありがとうフェスタ」は、これまで今羽の森とこんばの森保育園が培ってきた関係性があってこそ。職員の皆さんにも、日ごろの積み重ねの結集としてこのイベントが開催できたことをぜひ知っていただけるとうれしいです。