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競馬小説:足長おじさん

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この物語は、毎週末お父さんに連れられて競馬場に行っていた男の子とその家族が、競馬(馬券)を通して色々な喜怒哀楽を表現していきます。 1969年の有馬記念が、この物語の最初の舞台…
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記事一覧

【第1話】グランプリ

むかしむかし、私がまだ子供だった頃、父は毎週末、 「おいっ、動物園に行くぞ!」 と私を連…

【第2話】あの日のように・・・

アヤで言った言葉が本当になり、約150万円を手に入れ、喜び勇んで帰ったふたりが家に着き、 …

【第3話】足長おじさん~第1章~

むかしむかし、私がまだ子供だった頃、父は毎週末、 「おいっ、動物園に行くぞ!」 と私を連…

【第3話】足長おじさん~第2章~

実は昨夜も夢を見ました。 母が私の前に現れ、何も言うことなくそっと私に〝ウインク〟をして…

【第3話】足長おじさん~第3章~

彼女は笑顔で私を迎えてくれました。 「私もたった今仕事から帰ってきたの。これから病院に行…

【第3話】足長おじさん~最終章~

「突然なんだけど、来月、アメリカで手術する事になったの。今週土曜日の夜の便で向こうに立つ…

【第3部】足長おじさん~あとがき~

宝塚記念で私が買った馬券、10番の馬の名前は、ヒシミラクル。 そうです、私が初めて馬券を買った天皇賞(春)、あの日、単勝馬券を300円買ったあの馬です。 あの日から、私はコツコツと約2ヶ月をかけて、G1レースばかり6レース馬券を買いました。 最終、宝塚記念の結果は、下の通りです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2003年6月29日 第44回宝塚記念 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1着 10番ヒシミラクル 単勝1,630円(16.3倍) ━━