雨と追憶。

画像1 こんな静かな雨の日は、あの人を思い出す。どうして雨の日に思い出すのだろう。あの頃、あの人はその大きな手で、幼い私の小さな頭を、いつもポンポンと優しく叩いてくれていた。
画像2 そうか、あの雨の日に傘を差しだしてくれたのが、笑顔のあの人で、そして、泣き顔のこの私は、あの人のポンポンを、また、どこかで待っているんだ。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一