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深夜、港町に鳴り響く「弥栄太鼓初打奉納」

2021年一発目のnoteです。気付けば「令和3年」ということで、月日の流れを感じます。このnoteでは、今年も写真日記を中心に日々の備忘録を書いていければと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、1月7日あたりから「数年に一度レベルの大寒波」が押し寄せて、北陸や新潟などの雪のニュースを見られた方も多いかと思います。石川県も地域によって差はありますが、僕の感覚ではここ数年では一番といって良いくらい本当にたくさん降りました(まだ降ってます)。今は家の周辺を雪かきするので手いっぱいで、雪が落ち着くのを待っている状態です。

その大寒波が押し寄せる前夜に撮影してきたのが、今回のnoteで紹介する祭り「弥栄太鼓初打奉納」です。毎年1月7日に石川県能登町宇出津の八坂神社で開催される歳旦祭(通称:なんかまいり)で、日付が変わる頃(0時〜)に始まり、静まりかえる夜の町に太鼓の音が鳴り響きます。見物客はほとんど地元の方で、知る人ぞ知る祭りといった感じです。

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港町である能登町宇出津は、毎年7月初旬に開催される「あばれ祭」が有名です。祭りへの思いが強い方が本当に多くて、闘志を感じるほどのその迫力に何度も圧倒されたことがあります。僕自身、弥栄太鼓の初打奉納を撮りにきたのは3回目なのですが、たった数十分のために夜中に往復2時間かけて撮りに来る価値があるのです。

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今年はこういう時期ということもあり、規模を縮小しての開催。例年だと舞台や松明があったり、演舞自体も2回行われていました。(一部掲載する写真には昨年までに撮ったものも含まれることをご了承ください)

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僕としては、新しい構図や撮り方を試みるわけですが、冷たい雨が降り続いて傘をさしながらの撮影だったので、実際のところ苦戦しました。レンズ交換やポジショニングなど初歩的なところで反省点もあり、帰路では悔しい気持ちでいっぱいでした(笑)また来年ですね。

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とはいえ、無事に祭りを開催していただけたことに感謝です。激しい動きの祭りを撮るのは約1年ぶりだったので、僕としては貴重な撮影機会となりました。

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祭りの写真を撮れない時期が続いたからこそ、この瞬間を写真で納めるということにも価値を感じました。来年はお面の下にマスクをしなくても良いような状況になっていると嬉しいです。

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1月はもう一つ祭り(神事)の撮影を予定しています。これまでは当たり前にあった祭りが当たり前ではなくなり、今はとても尊く感じます。祭り撮影の経験値を高めて、トライ&エラーを繰り返すことが成長に繋がると思っているので、少ない撮影機会を大事にしたいと思います。

それでは。

吉岡 栄一 Eiichi Yoshioka
Instagram:@tsukinoto
Twitter:@EiichiYoshioka

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