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「健康」が経済的インセンティブになる時代にDOスポーツがもたらす価値のこと

気がついたら久しぶりのnoteになってしまっていました…!

最近も、Runtripチームは日々淡々と変化と進化を繰り返しています。最近の大きめなリリースとしては、オンラインのランニングイベントプラットフォームの公開です。

オンラインランニングイベント

え?オンラインのランニングイベント?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

これは、全国どこでも、誰でも、スマートフォンやウェアラブルデバイスを活用して参加することができるランニングイベントで、自身でお持ちのアプリを使ってランニングの計測を行い、その記録をアップロードすることで、デジタル完走証が発行される仕組みです。

イベントの前後では、ランナー専用のSNSアプリ「Runtrip」でこのイベントにどんなランナーがどんな思いで参加していたかといった"数字以外のストーリー"にも触れることができ、お互いに称賛や応援を送り合うことができます。デジタルだから提供できる「繋がりの広さ」も魅力の1つです。

第1回のイベントでは、1.3万人を超える方にエントリーをいただきました。これは中堅の都市型マラソンと同規模のインパクトがあります。でも、道路使用許可や交通規制、大規模なボランティアの募集などは一切不要で、大量の紙コップゴミも出ません。

ランニング頻度は32%増でも、相次ぐマラソン大会の中止

実は、全世界のランニング人口は08~18年までで約50%増加しています。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められ、気分転換や運動不足解消の方法としてランニングを行う人は増加傾向にあり、Runtripのユーザーさんは、コロナ前と比較してランニング頻度が32%も増加しています。

しかし、その一方で全国各地のマラソン大会の中止が相次いでおり、2020年秋から21年春までに予定される大会のうち約1/3の大会が中止が決まったとも言われています。こうした中で、多くのランナーのモチベーション低下が懸念されます。

だからこそ、今回のオンライン ランニング イベントのプラットフォームを用いて、人の密集を避けながらも、走る"きっかけ"を多くの方に提供していきたいと思っています。

急速に変化する「健康」の価値観

今、コロナを経て世界中の人が「健康」について深く考えるようになりました。これまで以上に、ヘルスコンシャスな生き方を多くの人たちが求めています。また、最近では自治体による健康ポイントの導入や、健康増進型の保険商品の普及によって、健康でいるだけで経済的なインセンティブを短期的に受けられる時代になってきています。こうした流れは間違いなく加速するでしょう。

これまで、健康とは「我慢の対価」として得られるものといった側面がありました。長期的に様々な制約や制限を課したり、苦しい思いをしてやっと手に入るものといったイメージです。でも、「我慢」は続かないのです。

そうした中で、スポーツは「楽しい」というとても重要な価値を有しています。これは、あらゆる産業の中でも特にDOスポーツが持っている最大の強みだと思います。なぜなら、「楽しいから続く」し、「続くから健康」になれるわけです。そして結果的に、健康の課題が顕在化する前に「健康であり続ける人」を作り出すことができます。

42兆円もの莫大な医療費を抱える日本にとって、非常にインパクトのあることではないでしょうか。

Doスポーツ産業は周辺産業と結びつく

数年前まで、日本のスポーツ産業(特にDoスポーツ)はビジネスにならないと言われていました(少なくとも私は言われましたw)。しかし今、ヘルスケアやツーリズム、そしてまちづくりなどの周辺産業と結びつくことで、大きな可能性を持ち始めていると感じています。

例えばリモートワークが普及して通勤に縛られなくなった昨今、もはや「駅近」に済むことの価値は低下してきています。それよりも、公園、河川敷、山、海の近くといった場所の需要が高まっています。通勤時間が減った分、運動に対して投下できる時間が増えていることも影響しているでしょう。

つまり、これからもっともっと人々の生活にスポーツが溶け出していく素地が整ってきています。そうなると、いつでも、どこでも、1人でも行うことができるランニングの持つポテンシャルは計り知れません。

だからこそ「もっと自由に、楽しく走れる世界へ。」

でも、やっぱり多くの人にとって「走る」ことは苦しみや痛みを伴うペナルティです。走っている人ならそうじゃないことはわかるのですが、体育の持久走や部活の外周で苦しまされた人たちにとっては苦い経験でしかありません。

だからこそ、速く走ることや長く走ることといった「数字の向上」"だけ"を価値観とせず、「もっと自由に、楽しく走れる世界」を実現することが何よりも大事だと私たちは考えています。

まだまだ、実現したいことの10%にも届いていないRuntripですが、この「もっと自由に、楽しく走れる世界へ。」という言葉を胸に、明日も1人でも楽しく走りい続けられる人を増やしたいと思います。

こんな世界に近づけるためにも、オンラインランニングイベントを開催したい!興味がある!手伝いたい!といった方は、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。(最後は宣伝で締め!)

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