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77年間気付かれなかったミス

【この記事の内容は】

TOEIC専門塾「英語屋」講師が書いています。
・英文記事やウェブページから「TOEIC的」でありながら「大人が興味を持つようなネタ」を探してご紹介。
・読解問題もご用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。
・一番最後には、簡単な和訳と解説も。

【Pre-Reading】

芸術の秋、ということで、今日はとある芸術作品についての話題を1つ。

New York City I という絵画が、過去77年に渡って、逆さま(upside down)に展示されていたことが判明した!というなんともお粗末な話です。

どうしてそんなことになったのか。この絵画を見てみれば、まあ、仕方ないか・・と思わなくもない、かも。

以下の情報を探しつつ、読んでみてくださいね。

【問題に挑戦】

Q: 誰がこの間違いに気付いた?

(A) Piet Mondrian
(B) Susanne Meyer-Bueser
(C) John Bett
(D) An art student

↓ 記事はこちら

記事を読んで、問題を解いてから次に進みましょう。

【Side stories】

upside down(上下逆、逆さま)って、直訳すると「が、」ですよね。この方式で考えると、次の英語も言えるはず。ぜひ、しばし考えてみてください。

・裏返し (??side ??)
 ★セーターを裏返しで着ている、というような場合の

他の「逆」という表現をまとめておくと、
 ・前後ろが逆: back to front
 ・左右が逆 : the other way around 
といったりします。

さて「裏返し」の正解は?
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
inside out(直訳:が、

ちなみにこちら👇は、裏返しに見えるけど、そうじゃないスエット(なんと6万円!)だそうです。。

【正解&和訳】

(正解)
Q: 誰がこの間違いに気付いた?
 (B) Susanne Meyer-Bueser

A famous painting by Dutch artist Piet Mondrian
 オランダ人画家ピート・モンドリアンの有名な絵が
has been making waves in the art world
 美術界を騒がせています
as it emerged the painting has been hung upside down
 逆さに吊られていたことが明らかになったので、
for the past 77 years.
 過去77年間。

The artwork, named New York City I, was created in 1941
 「ニューヨークシティI」と名付けられたこの作品は1941年に制作され、
and it has been displayed in prominent galleries
 著名なギャラリーに展示されてきました、
around the world since 1945, but in all that time
 1945年以降、世界中で、しかしその間、
no one noticed it had been hung incorrectly.
 誰も気づきませんでした、これが間違って吊るされていたことに。

Art curator Susanne Meyer-Bueser said:
 アートキュレーター(学芸員)のSusanne Meyer-Bueser氏はこう語った
"I can't tell you how that happened - 
 「どうしてそうなったのかわかりません、
that will probably remain an everlasting mystery of history.
 それはおそらく歴史の永遠ののままでしょう。」

Susanne realised the painting was upside down
 Susanne はこの絵が逆さまになっていることに気づきました
after finding a picture of Mondrian's studio and
 モンドリアンのアトリエの写真を見つけた後で、
her eye was drawn to the artwork.
 そして、この作品に目を引き付けられました

↑ ようやくこの部分で正解が (B) Susanne Meyer-Bueser だとわかりましたね。でも、せっかく間違いに気づいたのに、この作品、正しく展示することはできないそうです。77年もの間、さかさまだったので、今さら向きを変えると、作品が損傷してしまう恐れがあるそうです。なんというか・・残念な発見としか言いようがない😿。

それでは、また次回!

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