研究室のイメージ

イギリス大学院留学体験記【教授との個人面談編】

大学院を卒業するために、こえなくてはならない最も高いハードルが

「卒業論文」です。

そして、卒業論文を仕上るのに必要なアドバイスやフィードバックをくれるのが指導教官(supervisor)です。論文の仕上がり具合は、この指導教官によるところが大きいと思います。

指導教官選びはとても重要なのですが、実は希望した教授から100%指導を受けられるわけではありません。

その教授に人気が集まったり、サバティカルという教授の研究期間とかぶると、担当してもらえない可能性が高まります。

そのため、

「ぜひ、この教授に論文指導をしてもらいたい!」

という場合は、入学してから1ヶ月後を目安に、直接メールでアポを取り、個人面談をすることを強くおすすめします。

なぜ、入学当初に面談をしないかというと、教授たちは新学期当初は特に仕事が多く、忙しいからです。教授たちのスケジュール把握ができていると最初の評価が◎ということです。

面談の日程が決まったら、次にすべきことは面談に向けての準備です。手ぶらで世間話をしに行く感じで研究室に行く学生がいるようですが、それは非常にまずいです。

なぜならば、教授はたくさんの業務を抱えつつ、その空いた時間を使って自分の論文の執筆をこなしていかなくてはならないからです。そのため、1回の面談は30分以内に終わらせるのがマナーと言えるでしょう。

30分という時間制限の中で、修士論文で書きたい内容を理解してもらうためには、

「パワーポイントを使ったプレゼン」

がベストだと思いました。

そのため、僕が今まで日本で教えていく際に取り組んできた実践研究についてプレゼンし、現時点での修士論文の内容やアイデアを共有しました。

おそらく、ここまで準備して研究室に行く学生は希少なのだと思います。

そのためか、非常に熱心にアドバイスをしていただきましたし、論文内容を踏まえた推薦図書の紹介、さらに特別に研究室の本まで貸していただきました。

プレゼンの準備と練習には時間がかかりましたが、全く無駄にならない努力だったと思います。

一度プレゼンを作ってしまえば、例えば学会や研究会で発表をする必要が出てきた時に再利用することができますし、スピーキングの訓練にもなります。

準備をすることの重要性を再認識した一日でした。

「準備と練習は裏切らない」

という信念を持って、物事に当たるとよいのではないでしょうか。

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