WILDLIFE / ワイルドライフ(2019年7月5日劇場公開)
ポール・ダノ初監督作品という情報のみで観ました。
かなり悲劇色が濃い目の、ある家族の物語なんですが、画面の色調が優しくて、それほど悲しみに囚われることはありませんでした。
撮影監督がディエゴ・ガルシアということで納得の絵作りでした。演者についてはやはりキャリー・マリガンの揺らぎの演技が印象に残りました。
ジェイク・ギレンホールは期待通りのブチ切れ演技で、相変わらずの安定の芸風です。
ただ主役二人のケミストリーをあまり感じることがなかったのは、映画の主な視点が、エド・オクセンボールド演じるジョーのイノセンスによって浄化されていたからだと思います。
初監督作品ですが、新しい才能を感じさせたというよりはそつなく撮ったなという印象です。
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