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DUNE ULTIMATE WORKPRINT / リンチ版砂の惑星 究極試写版(2021年10月15日配信限定公開)

Twitterでこんな投稿を見つけたので、予習を兼ねて観てみました。

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あくまで映画の二次創作としてストーリーを確認する目的でしたが、元になっているのがリンチ版なので、そのどちらかというグロテスクな世界観は宮廷陰謀劇が中心の物語に異様な印象を与えていました。

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ブルーレイも4Kで出ていたり、5時間のカットがあったりと、リンチの構築しようとした世界に魅了されている人が少なからず居るということの証左です。

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多くのシーンが室内で展開するのに気づきましたが、一度カメラが砂漠のど真ん中に据えられてポール(カイル・マクラクラン)がその歩みを進める時、うっとりするような開放感を感じます。

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物語の筋を追うことを目的としたこの究極試写版では、ポールとチャニ(ショーン・ヤング)の恋愛の立ち上がりがやや唐突な印象。つまりある物語に叙情を加えるのはやはり監督の仕事ですね。

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ヴィルヌーヴ版の公開で、過去作にこういう形でスポットが当たるのは映画文化にとって有益だと思います。


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