4月4日はイースター! イースター気分を味わえる映画3選【映画.comシネマStyle】
毎週テーマにそったおすすめ映画をご紹介する【映画.comシネマStyle】。
今回は、4月4日がイースターであることにちなみ、「イースターが出てくる映画」を集めてみました。某テーマパークのイベントで名前を聞いたことはあるけれど、「そもそもイースターって何?」という方も多いのではないでしょうか。
イースターとは、キリストの復活を祝うキリスト教の祝日のこと。欧米では、生命や復活の象徴とされる卵をゆでて、カラフルにペイントしたイースターエッグを作ったり、隠された卵を探すエッグハントや、スプーンなどで卵を運ぶエッグレースを楽しんだり、豊穣・子孫繁栄のシンボルであるうさぎ(イースターバニー)をモチーフに飾りつけをしたり……。あまりなじみのないカルチャーだけれど、何だか楽しそう!
日本でも、急速に浸透したハロウィンに次ぐイベントとして注目を集め、年々市場が拡大しているそうです。今年はイースターが登場する映画を見て、イースター気分を味わってみませんか?
今回も映画.comの公式Twitterで皆さんから候補作を募集しました。皆さんから頂いた意見を参考に、3作品をご紹介します。
▽イースターって、かわいくってワクワクする!
「イースターラビットのキャンディ工場」(2011年/ティム・ヒル監督)
(C)2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
イースターをあまり知らない人でも、「イースターって、かわいくって素敵でワクワクする」と感じさせてくれるのが、「イースターラビットのキャンディ工場」。「ミニオンズ」や「SING シング」で有名なイルミネーション・エンターテインメントが制作した、3Dアニメーションと実写を融合させたファミリー映画です。
イースター島では、うさぎたちがイースターの日に世界中の子どもたちに配るキャンディを作っていた。4000年続くイースターラビットの地位につく予定の王子イービーは、ミュージシャンになりたいという夢のため、王国を抜け出してハリウッドに向かう。一方、夢のある仕事につきたいと、定職につかず実家で暮らしていたフレッド(ジェームズ・マースデン)は、とうとう家族に家から追い出されてしまう。
イービーとフレッドはひょんなことから出会い、いつしかともに行動し、イービーはミュージシャンの夢を、フレッドはイースターラビットになるという夢を叶えるために奮闘。しかし、イービーがいなくなり混乱したイースターの王国では、混乱に乗じてヒヨコたちのボス・カルロスが反乱を起こし、王国を乗っ取ろうとしていた。
(C)2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
オープニングで、イルミネーション作品でもおなじみのユニーバーサルスタジオロゴの地球が卵型になっているところからワクワクは始まります。その後に描かれるキャンディ工場の情景にも、心奪われるでしょう。イースターのモアイ像から卵型のエレベーターでつながる工場のなかでは、大きな釜でつくられるチョコレートが卵型やうさぎ型に型抜きされ、うさぎ型のロボットからは生クリームが注がれ……、そんな夢膨らむ工場のなかをせわしなく動き回るかわいいうさぎとヒヨコたち……。この映像だけで、何時間でも眺めていたくなってしまいます!
▽映画のなかに隠されたイースターエッグをいくつ見つけられるか?
「レディ・プレイヤー1」(2018年/スティーブン・スピルバーグ監督)
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2045年、VR世界「OASIS」に世の中の人々が夢中になっている世界。もう聞いているだけでワクワクする“近未来”を感じませんか? しかもその監督が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「ジュラシック・パーク」シリーズ、「E.T.」といった近未来SFの巨匠スティーブン・スピルバーグと来たら面白いに決まっています。
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
しかし、「一体この作品のどこにかわいらしいイースターの卵たちが出てくるの?」と思いますよね。イースターエッグとは、ゲームやソフトウェア開発の業界用語で、密かに隠したメッセージやアイテムのことを指しています。
本作では、「OASIS」の創始者ジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)が死去し、彼がゲーム内に仕込んだイースターエッグである3つの鍵を見つけた者に、莫大な遺産と「OASIS」の運営権を渡すという遺言が残され、世界中のプレイヤーが躍起になってその鍵を探すことになります。
鍵が1つも見つからず5年が過ぎるなか、17歳の孤独な青年ウェイド(タイ・シェリダン)が、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となりますが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が……。そんな状況で、ウェイドはオアシスで出会った仲間たちと謎めいた美女アルテミスと協力し、残りの鍵を探していくこととなります。
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
ウェイドたちが「OASIS」内を駆け巡り、隠された謎を解いていくストーリー自体もとても面白いのですが、さらに楽しめるポイントが、この作品自体に隠されているイースターエッグ。デロリアン、金田のバイク、ハローキティ、ガンダム……、スピルバーグ監督の過去作のキャラクターや日本発信で世界的に人気となったキャラクターたちが、作品の各所に登場します。数え切れないくらいのイースターエッグを友人と競争、協力しながら探していくのも、イースターの楽しい過ごし方になるのではないでしょうか。
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
▽世界一有名なウサギが大暴れ!? 人間相手の容赦ないバトルシーンを見逃すな!
「ピーターラビット」(2018年/ウィル・グラック監督)
最後はイースターバニーにちなみ、世界一有名なあのウサギが登場する映画もご紹介します。作家ビアトリクス・ポターによるイギリスの名作絵本「ピーターラビット」を、ハリウッドで初めて実写映画化。ウサギのピーターはたくさんの仲間や優しい画家のビア(ローズ・バーン)とともに、楽しい日々を送っていた。ある日、ビアの隣に、潔癖症の男・マグレガー(ドーナル・グリーソン)がロンドンから引っ越してくる。マグレガーの登場により、ピーターの幸せな生活は一変。動物たちを追い払いたいマグレガーとピーターの争いはエスカレートしていき、ビアをめぐる恋心も絡み、事態は大騒動へと発展していく。
「ピーターラビット」の映画化、さぞかわいらしい仕上がりになっているだろうな……、と思ったそこのあなた! 劇中で描かれるピーターVSマグレガーの、容赦なく最大火力で行われるバトルを、しかとご覧ください。「マグレガーさん、生きてる……よね?」と確認したくなるほど容赦ないピーターの戦いぶりと、ビアの前で見せる、ぶりぶりでキュートな仕草のギャップにやられること間違いなし!
そもそもイースターバニーには、イースターエッグやお菓子を運んできてくれるという言い伝えがあり、エッグハントは「うさぎが隠したエッグを探す」という世界観で行われるもの。ピーターにエッグを渡したら最後、そのまま食べちゃうか(食欲旺盛なので……)、半端ない難易度の危険エリアにエッグを隠されてしまいそうです。
そんな愉快な妄想がぐんぐん膨らむ本作は、ピーターが生まれ育った湖水地方を飛び出し、都会へと進出する続編「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」へと続いていきます。今年公開される続編の前に、第1作を復習しておくことがおすすめです。
イースターが登場する映画、いかがでしたか? これまで知らなかったという方も、イースターの知識を蓄えられたのでは? あたたかくなってきましたが、まだまだ外出がしにくい方も多いと思います。おうち時間の充実のために、家族で映画を見ながら、卵にかわいい絵付けをしたり、卵料理を作ったりと、初めてのイースターにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
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