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認められたから、前を向けた〜息子の働きがい向上記〜

昨夜は、我々親子の遅ればせながらの新年会を開催しました。冒頭の写真は、その際のものです。

今年の目標を息子に聞いてみると、「自分に負けない!」とのこと。私には、今ひとつピンと来ませんが、「これまで、自分に負けてしまうことが多かったから」という、至ってシンプルな理由のようです。

そんな息子にとって、昨年は、公の部分で、大きな節目となった1年でした。

息子の今まで勤めていた職場が、定期借地契約の土地に立地していた為、昨年3月末日を以って閉鎖となり、息子は、職場を変わらざるを得ない状況に追い込まれたのです。

当初、息子は、勤務先の別のお店への異動は希望せず、転職する意向でした。親として、2回目の転職をするという事態に、「世の中が、このような大変な状況なのに、大丈夫かな~?」と、かなり不安に思っていました。

それが、閉鎖2ヶ月前となったちょうど1年程前、息子から、転職はせず、他のお店への異動を希望する旨を会社側に伝えたと話を受けました。

その理由を聞いてみると、パート契約の息子が担当している業務を、息子と同じパート契約の人たちの代わりに、正社員の方々が行うことになり、息子が業務内容を正社員の皆さんに教える機会が増えたとのこと。

その過程で、自分の仕事を人に伝える楽しさ、人から感謝される嬉しさを感じて、自分の仕事に対して、やりがいというか、誇りに思う気持ちになり、他のお店で、同じ仕事を続けたい!との思いが強くなった、と心情を打ち明けてくれました。

そして、昨年4月から、息子の自宅から歩いて通える、会社の旗艦店であるお店に異動となりました。

親としては、本当にホッとしたのですが、そんな安堵感を抱いてから間もない、昨年5月のゴールデンウィーク明けのある日、息子から次のように伝えられました。

「あと1ヶ月半頑張ってみるけど、その時に今と同じ気持ちだったら、転職したい」

その言葉を聞いて、正直愕然としましたが、息子の意向なので、彼の考えを尊重するよう、自分自身に言い聞かせていました。

転職を考えるようになった理由は、前の職場では、1人で業務を行っていたのが、チーム制で行うようになり、自分のペースで仕事が出来ない、との状況から来るものでした。

それは、息子が最初の転職に至った理由に通じるものがありました。

そして、その後1か月余りが経過したある日、息子に会って話を聞いてみると、「やっぱり、今の職場で頑張ることにした!」と、思いがけない言葉が返って来ました。

単独での業務を会社側に要望したところ、それが認められて、以前と同様、1人で仕事が出来るようになったとのことでした。

更には、その後、他のお店から異動して来た2人の方を指導する立場になり、「説明が分かりやすくて、助かります!」と感謝されていると、嬉しそうに話してくれました。

以上の経緯で、現時点では、仕事上での問題はなく、順調に仕事が出来ている旨の話を、昨夜の新年会で、息子から聞くことが出来ました。

職場の異動という仕事上の一大事において、職場の関係者から認められたことで、前を向くことが出来た、息子にとって、かけがえのない経験を積めた1年を振り返り、人から認められることの大切さを大いに感じた新年会となりました。

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