ビジネスマナーとスーツ その1〜なぜそのマナーや規則が存在するのか正当な理由が言えますか?

最近では、流行に乗っかってか、テレワークのマナーっていうのを掲げたマナー講師もいるとか。
マナーのほとんどは言ったもん勝ちな面もある。
そんなマナーの中には、誰がこんなマナーを決めたんだ?っていう理解不能なマナーが存在する。
ビジネスマナーにもなぜそんなマナーが存在するのか意味不明な物も存在する。
ビジネスではスーツを着る、というのもビジネスマナーのひとつであろう。

(思いのほか長くなったので、2回にわけてお送りします)

コロナ禍のマナーのことを聞くようになった

コロナ禍でのマナーについて、テレビでも聴くようになった。
マスク着用、ソーシャルディスタンス、食事は横並びで、とか、食事中はおしゃべりは控えめにとか
何を楽しみに行くんだ?友だちと一緒に食事したことがあるのか?って言いたくもなるようなマナーばかりだ。
これらを「新しい生活様式」とされても・・・というのがある。
「新しい」って、今までの生活様式はもうやるな、未来永劫そうしろ?って言うのだろうか?
言うのであれば、「コロナ収まるまでの当面の生活様式」と言ってほしかったが、
決めたのが(その筋の専門家からアドバイスを受けた)某千代田区霞が関界隈にいるカタい人らが決めたのだろう。

そもそもルールとは?マナーとは?

ルールは法律や条例などの決まり事。罰則があるものが多い。
これらは草案を担当者レベルで作成してから審議され、決議される。
マナーは法的に守るべきものではないが守らなければいけないようなもの。
審議も決議も制定もされない。勝手に誰かが言い出したものが伝播されてきた。
最近ではどなたかがここぞとばかりに言い出して世の中の人にそう植え付けているのだ。

なぜそのマナーや規則が存在するのか言えない人が多い

今年も猛暑の夏がやってきた。
ぼくはスーツが嫌いだ。
超暑い夏でも我慢して着なきゃならない意味がわからない。
もうサラリーマンではないので、スーツを着る機会はだいぶ減っているが、
サラリーマン時代は毎日スーツを着て通勤していた。
特にこの時期はクールビズではあるものの、客対応の時は上着も着る、着て外出することが暗黙の了解であったので、
苦行以外何物でもなかった。
同じようにスーツが嫌い、意味わかんないという人が多いというのがネットで知ることが出来た。
今回はそれを後ろ盾にして(!?)話そう。

スーツが嫌いだ、着たくないとは言っても、みんなそうしてきてるんだからしかたないだろ、と言う人が多いと思う。
でもそれっておかしくないか?
みんなそうだからそうしなきゃいけないって、根拠は?
相手への礼儀だから、と言う人もいるだろう。
屁理屈言うな、黙ってスーツ着ろ。って言う輩もいるだろう。
イヤ待て、いつ誰がスーツ着なければいけないって言うルールやマナーを決めた?
このように、ビジネスマナーにも、これって何の意味があるのか分からない物が数多い。

校則や就業規則などにもよくあることだ。
これらはマナーではなく規則なので、法的ではないにしても社内(校内)的な罰則を備えていることが多い。
しかし中には、在校生、社員を管理、押さえつけるためだけのものなど、先生や経営者が正当な理由が述べることができないまま決められた規則や条文がある。
校則で言えば、髪の色は黒じゃなければならない、とか、髪型の指定とか。
野球部の坊主頭も然り。
これらは非行防止とか、気合入れろ、というだけで決められた昭和の規則。
実際ぼくも20年以上サラリーマンをやってきたが、なぜこんなマナーや規則が存在するのか、正当な理由を言えない会社の先輩を多く見てきた。

ちなみに日本の場合、学生の時点でビジネスマナーを身につけさせられている。
就職に少しで有利にするため、採用担当者に即戦力をアピールする必要があるからだ。
また、最近の大学などのでは「ビジネスマナー」などの科目を設置している学校もある。

つづく。

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