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「地方創生と地域金融」のこれから

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行政×企業×金融による地域連携についてまとめた『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)をはじめ、地方創生や地域金融にまつわるトピックや事例などに関するマガジンです。
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#仕事

紀伊国屋書店新宿本店のブックフェア「本屋で都市を編む」の選書者で参加しています

9月17日から10月22日まで、新宿紀伊国屋書店で開催されているブックフェア「本屋で都市を編む」の選書者の一人で参加しています。 自著一冊と「これからの都市や社会を考察する」一冊を35名の方々が選んだ棚です。サブタイトルは「35名のアーバンシンカーによる70冊の選書フェア」だそうです。ちなみに、フェア対象本を買うと選書コメント付きのチラシももらえる特典付です。 雑誌『MEZANINE』吹田良平編集長のもと、様々な分野の人たちによる個性豊かな本が並んでいます。 私は、新著

「お金の見える化」と地域経済を支える基盤としての地域金融機関

『実践から学ぶ地方創生と地域金融』に登場するのは、文字通り地域金融機関です。では、「地域金融機関」とはどのようなものなのか。みんながよく知っている銀行と何が違うのか。 多くの金融機関は、個人や企業からの預金をもとに融資やローンを行い、その金利を収益として事業を行っている組織です。また、振込や送金、口座振替といった代金支払いや金銭授受を行う「為替業務」があり、先にあげた「預金業務」「融資業務」と併せて金融機関の代表的な業務です。 そして、どの金融機関もほぼ同じような業務を行

出版のきっかけ、年齢や問題意識の違う二人が書き上げたもの

新著の『実践から学ぶ地方創生と地域金融』は共著での出版なのですが、その共著相手の山口さんについて、あまり触れてこなかったかな、と思うので、今回は山口さんについて簡単に私からご紹介しつつ、なぜ、この二人で本を出すきっかけになったのか、について書いてみたいと思います。 そもそも、山口さんとは以前からの知り合いだったわけではなく、今回の本を出版するにあたり、版元である学芸出版社の担当編集である松本さんからおつなぎいただきました。 一般的に、共著者とは以前からの知り合いだったり、

なぜ、いま「地方創生」と「地域金融」の本をだすのか

前回のnoteでご紹介した新著『実践から学ぶ地方創生と地域金融』、お盆前に無事校了し、9月9日から書店に並ぶ予定です。 前回のブログやSNSでの投稿がきっかけか、Amazonでも地方行政カテゴリーで一瞬3位にまでランキングが上りました。ニッチなテーマながら、コロナ禍においてますます都市部以外の地方のあり方を模索するなか、「地方創生」というテーマに「地域金融」という、これまであまり語られてこなかった金融的側面からの地域活性の取り組みをまとめた内容に、期待や関心を向けている人が

2020年9月に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』を出版します

学芸出版社から『実践から学ぶ地方創生と地域金融』という本を出版します 本書は、地域プロジェクトにおける、地域金融機関の役割を主軸にまとめたものです。人口減少、高齢化、過疎化、地場産業の衰退等、あらゆる地域の課題を解決しながら、持続可能な地域へとするためのスキームづくりが求められてきます。こうした地域課題の解決において、行政、民間企業だけでなく、金融機関も関わることによって、持続可能な都市や街が作られるスキームを構築することができます。 多くの人がイメージする「金融」から脱