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私を構成した5つのマンガ記事【アルの新人賞受賞編】

マンガサービス「アル」でマンガに関する記事を書いている江口ひろです。

3か月に1度、アルでは新しく採用されたライターの中から1名に新人賞が与えられます。

2020年6月に新たに設けられたこの新人賞。なんと第1回の新人賞をいただくことができました!!

ありがとうございます!!

いただいたからにはアルの新人賞を有名にしたい!

ということで、このnote記事では新人賞を受賞するまでの振り返りをしていきます。今まで書いた記事の中で、ライターとして特に成長できた記事を5本ご紹介します。

題して、マンガライターとしての私を構成した5つのマンガ記事【新人賞受賞編】!

マンガライターとして学んだことを書いていきます。箇条書きにはなってしまいますが、文章を書く人の参考になればと思います。

①『映像研には手を出すな!』のニュース記事

アルのライターになり、初めて公開された記事です。『映像研には手を出すな!』グッズ販売の予約開始を伝えるシンプルな記事ですが、非常に学びの多い記事でした。

一番の学びは導入文の盛り上げ方です。早速本題に入るよりも、読者が知っていることを導入文に敢えて書くことで、読者のテンションを高められることを学びました。

詳しくはこちらのnote記事にまとめています。

<この記事の学び>
●導入文次第で読者のテンションが変わってくる

②『やれたかも委員会』のレビュー記事

やれたかも委員会』を読むと、なぜ感傷的な気分になるのか?という内容です。

・・・実はこの記事まだ公開できていません💦

アルのライター応募時に提出した記事なのですが、編集部から「もっとこのように書いてみては?」というフィードバックを数回受け、書き直しをしている最中です。

どんな点を書き直しをしているのか?ですが、読者の心に寄り添う文章を求められています。

自分の解釈を伝えようとしすぎるあまり、マンガの記事には欠かせない「この作品を読むとどんな感情を抱くのか?」が書けていなかったのです。詳細は近いうちにnoteにまとめます!

<この記事の学び>
●読者の感情に寄り添う文章は欠かせない!

③『聲の形』のレビュー記事

聲の形』を読んで、罪悪感との向き合い方を一緒に考えてみませんか?という記事です。

完結している作品に新しい視点を与えられる記事を書きたいなと、ずっと思っていました。

執筆当時SNSでのいじめが問題になっていたので、今だからこそ『聲の形』が読まれるべきではないか?という考えのもと記事を書きました。具体的な問題意識を持ってマンガを読んでみると、新たに見えてくる景色がありました。その気付きを得られたことは良かったです。

一方で、編集部からは「今回の記事は人を悲しませてしまう可能性がある」という趣旨のフィードバックを受け、内容を一部修正することになりました。自分の解釈を伝えようとしすぎるあまり、いじめ被害者への配慮ができていなかったのです。詳細はこちらの記事にまとめています。

<この記事の学び>
●問題意識を持ってマンガを読むことで、見えてくる景色がある!
何を伝えるか?だけでなく、誰に?どうやって伝えるのか?も大事!

④『健康で文化的な最低限度の生活』の紹介記事

アルのサイト内にある『健康で文化的な最低限度の生活』の紹介記事を書きました。

アルではそれぞれの作品のページで、作品のあらすじ・登場人物・作品の魅力など盛りだくさんの情報を掲載しています。(一部の作品に限ります。)

『健康で文化的な最低限度の生活』の紹介ページを私が担当しました。記事を書く上で一番悩んだのは、「作品の魅力」のパートでした。生活保護を扱ったこの作品の魅力をどのように伝えるか? 好きな作品だからこそ悩みました。

結果的に書いた文章がこちら。

難しいテーマだからこそ、マンガの出番です。

普段生活している中で、生活保護という重いテーマを考えるのはどうしたって後回しになります。そんな重いテーマでも、娯楽であるマンガであれば読者の心にリーチすることができる。これが自分なりの結論でした。『健康で文化的な最低限度の生活』はまさにマンガの良さを体現している作品だと思ったのです。

この記事を書いたことで、マンガの良さに自分なりに気付くことができた気がします。

<この記事の学び>
●マンガだからこそ、重いテーマを扱う意味がある!

⑤『ななどなどなど』のレビュー記事

ななどなどなど』はとにかく可愛らしくて笑える作品です。この作品を紹介する記事を書きました。

「このマンガめっちゃ可愛くて笑える!」という魅力をいかにして読者に伝えるか? 今まで『聲の形』や『健康で文化的な最低限度の生活』など社会問題を扱ったマンガの記事を書いてきた自分にとって、新しくて難しい挑戦でした。

記事を書き始めた当初は、今までと同じスタイルで記事を書こうとしてしまい、文章がまったく進みませんでした。今までの経験に固執してしまっていたのです。

そのことに気付いてからは「自分のスタイル」なんてものは消して、とにかく作品のテンションに合わせて魅力を伝えることに徹底しようと思いました。

まだまだですが、この記事を書いたことでライターとしての視野が広がった気がします。

<この記事の学び>
自分の色を出すのではなく、マンガの色を徹底的に出すことが大事!

読者の感情に寄り添う文章が苦手みたいです

5月にアルのライターに採用されてから約2か月の間に、9本の記事を書きました。

編集部の方からのフィードバックを振り返ってみると、「読者の感情に寄り添う文章」が苦手であることが分かりました。マンガを読んでいるときのワクワク感を記事の読者にも追体験してもらえるような文章が、まだ自分はうまく書けていないようです。

読者の感情に寄り添える文章を目指して、これからは記事を書いていきたいと思います!

アルの環境は最高でした!

アルの編集部チームは、「みんなで協力し合ってマンガ業界を盛り上げていこう!」という認識が確立されていて、記事を書くのが本当に楽しかったです。メンバーの一員になれて良かった!

毎月募集してるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください!

「5つのマンガ」はここから選べます

今回はアルが提供している「あなたを構成する5つのマンガ」を少し違った活用をしてみました。こちらのページからオリジナル画像が作れますので、マンガについて語りたい方はぜひ使ってみて下さい!

以上です!
このnoteでは、引き続きマンガのことやライターとしての学びを記事にしていきますので、よかったらフォローお願いします。

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