『さよなら私のクラマー』モデルとなった選手をまとめてみました
『さよなら私のクラマー』作者である新川先生のインタビューが「FOOTBALL ZONE WEB」に公開されています。
そのインタビューでは、「このキャラクターは○○の選手をモデルにした」と、モデルにした選手を紹介していました!ファンにっては貴重な情報です!
ただ、「このキャラ誰だっけ?」って思ってしまったキャラもいました。そこで、作中のコマと実際の選手の画像を紹介しながら、情報をまとめてみようと思います!
キャラクターの紹介 → インタビューの引用 → モデルになった選手の紹介 の順で書いていきます。
井藤春名(久乃木学園)は中村俊輔
久乃木学園の10番、井藤春名(いとう・はるな)。
フィジカルの弱さに悩むも、華麗なプレーで見る人を魅了します。久乃木学園の監督に「(彼女が)ボールを蹴るその瞬間には無限の可能性がある」と言わしめた天才レフティーです。
彼女のモデルになったのが、中村俊輔(と、ロベルトバッジョ)です。
井藤はまさにそのバッジョと、元日本代表の中村俊輔をモデルにした選手です。彼女は左利きで、久乃木学園は神奈川県の学校ですしね。中村俊輔はまさにファンタジスタだと思っています。最近は彼のようなタイプの選手は少なくなってますけど、やっぱりロマンを感じます。(FOOTBALL ZONE WEBより)
蹴るフォームがそっくり!
桐島千花はエドガー・ダービッツ × エンゴロ・カンテ
主人公のチーム”ワラビーズ”にとって、埼玉県内のライバル校である浦和邦成高校。そのチームの精神的柱が桐島千花(きりしま・ちか)です。
彼女の特徴は、無尽蔵の体力から繰り出される守備力の高さです。
埼玉県の強豪として登場する浦和邦成高校の2年生、桐島千花(きりしま・ちか)は風貌がエドガー・ダービッツ(元オランダ代表MF)ですけど、プレーはエンゴロ・カンテ(フランス代表/チェルシー所属)です。(FOOTBALL ZONE WEBより)
作中でも「ダービッツ」と呼ばれるぐらい元オランダ代表のエドガー・ダービッツにそっくりなメガネとプレースタイルです。
ただ、プレースタイルはフランス代表のエンゴロ・カンテがモデルなんですね。
どちらも身体能力の高さと粘り強さで、敵の攻撃を一人で食い止めてしまうプレーヤーです。
安達太良アリス(浦和邦成)はロナウド
浦和邦成の点取り屋・安達太良アリス(あだたら・ありす)。通称、アダ。
長身で身体能力抜群な彼女は、「完全なるフリーマン」として前線を走り回ります。
彼女のモデルになったのが、元ブラジル代表のロナウド。
浦和邦成ではFWに安達太良アリス(あだたら・ありす)という女の子もいるんですが、彼女は元ブラジル代表の“太っちょ”ロナウドがモデルになっています。(FOOTBALL ZONE WEBより)
ゴール後に指を立てるしぐさが同じですね。
天馬夕(浦和邦成)はオリジナルキャラ
アダとバディを組む浦和邦成のFW天馬夕(てんま・ゆう)。
かなり毒舌だけれども、試合の時には冷静な判断でチームを助けます。
彼女はオリジナルキャラクターだそうです。
天馬夕(てんま・ゆう)はオリジナルに近いキャラクターです。とても背が小さい選手なんですが、体の小さな子でもサッカーをしてほしいなという思いが込められています。(FOOTBALL ZONE WEBより)
浦川茜(栄泉船橋)はシメオネ監督
監督不在のチームでありながら、強豪ぞろいの千葉予選を突破した栄泉船橋高校。チームを引っ張るのはキャプテンの浦川茜(うらかわ・あかね)。
部長兼監督として、自ら戦略を立てチームを組み立てます。
彼女のモデルはアトレティコ・マドリードの監督ディエゴ・シメオネです。
千葉県の栄泉船橋高校というチームは、元々バルセロナのようなチームになるはずだったんですが、描いていくうちに僕の中でキャプテンの浦川茜(うらかわ・あかね)にフォーカスするようになっていきました。彼女をどういう選手にしようかなと考えていた時に、アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督のようなカリスマ性のある選手にしたいと思いました。(FOOTBALL ZONE WEBより)
アルゼンチン代表として100試合以上出場したシメオネは、現在アトレティコ・マドリードの監督を務めています。鉄壁の守備と素早いカウンターアタックを武器に、チームを世界トップレベルまで引き上げたカリスマ監督です。
栄泉船橋高校のスタイルはアトレティコ・マドリード
そんな浦川が率いる栄泉船橋高校はアトレティコスタイルの戦い方をします。
あれだけのカリスマを中盤の底の選手として描くとなったら、チームの戦術もアトレティコのようにボールを持たないスタイルにして、攻守の切り替えのように“思考の変換”を描くのがいいのかなと思ったんです。(FOOTBALL ZONE WEBより)
アトレティコと同じ4-4-2の戦術を採用し、鉄壁の守備と素早いカウンターを武器に千葉県No1の座を獲得しました。
ここまで理解すると、やっとこのセリフの意味が分かります。
ブラウグラウナっていうよりもロヒブランコスだ(第6巻)
聞きなれないカタカナはそれぞれ、チームの愛称です。
ブラウグラナ:青とえんじ ➡ バルセロナの愛称
ロヒブランコス:赤と白 ➡ アトレティコ・マドリードの愛称
「ユニフォームはバルサカラーなのに、プレースタイルはアトレティコマドリードのようだ。」と、このセリフでは言っているのですね。
(ユニフォームはバルサそっくり⇓)
国府妙(栄泉船橋)はロナウジーニョ
栄泉船橋高校のスター選手は浦川だけではありません。フットボールに愛された女・国府妙(こくぶ・たえ)がいます。
華麗なボールタッチでディフェンダーを置き去りにする彼女。生粋の点取り屋です。
国府のモデルはロナウジーニョです。
やはりロナウジーニョは描いたほうがいいよねというのは最初から考えていました。派手なプレーのほうが見ている人も真似したいと思うだろうし、そういうのを見てサッカーを好きになるきっかけになってもらえたら嬉しいです。(FOOTBALL ZONE WEBより)
ノールックパスやエラシコなど華麗なプレーで観客を楽しませてくれる天才プレーヤーですね。国府が長袖でプレーするのもロナウジーニョっぽさを感じます。
つまり栄泉船橋高校は、アトレティコのように強固な守備をしながら、前線に点取り屋のロナウジーニョがいるんです。最強じゃないですか?
栖未加(興蓮館)は鈴木隆行
インターハイを制した興蓮館高校の絶対的エース・来栖未加(くるす・みか)。
女子高サッカー界の新たな女王として君臨する彼女は、華麗な印象を受けますが、試合中では泥臭いプレーをこなします。
凡人でも女王になれることを証明するために、彼女は泥まみれになりながら愚直に自分の仕事をこなし続けます。だからこそ美しい!
彼女のモデルは元日本代表の鈴木隆行です。
来栖は泥臭いFWなので、元日本代表の鈴木隆行をモデルにしています。日本で泥臭いといえば、やっぱり鈴木隆行だな、と。(FOOTBALL ZONE WEBより)
日韓W杯のベルギー戦で決めたゴールが印象的ですよね。来栖もワラビーズ戦で同じようなゴールを決めます。
以上がモデルとなった選手編でした。
その他にも様々な貴重な情報が盛りだくさんですので、ぜひインタビュー記事読んでみて下さい!
「モデルとなったプレー」は別記事で!
インタビュー内では「このゴールは○○選手のあの時のゴールがモデル」と、モデルにしたプレーにも言及していました。ということで、次の記事ではモデルとなったプレー編をまとめています!
そしてもし未読の方は『さよなら私のクラマー』をぜひ読んでみて下さい!ここまで読んでいただいたサッカー好きの方であれば、絶対熱中するはずです!
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