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山葵


山葵 (ワサビ)

フウチョウソウ目、アブラナ科、ワサビ属


六甲高山植物園の中を流れる小さなせせらぎ
そこに白く凛と咲いてた白花がワサビの花。


こんな可愛い花なのにあんなにも強い刺激を
もたらす香辛料であるのが面白い。この白花
には蟻や葉虫などが集まってきていてとても
人気者であって、花蜜はワサビ風でない事を
これらの虫達が証明してくれる。

日本原産とするこのワサビは洋名に於いても
WASABI(ワサビ)の名称であって、これは
日本の優れた食べ物、SUSHI(スシ)が世界
へと知れ渡った時に、その欠かせない調味料
としてその名称が同時に知れ渡ったもの。


日本食がグローバルになっていく中にあって
この香辛料も世界へと知れ渡っていく事となり
WASABI は世界共通名称となったのである。


世界でも食べ物の保存性を高めるものとして
黒胡椒などがあり、かつて胡椒はその重さ分
の金と交換された時代もあり、それだけ食品
保存に寄与する香辛料には高い評価や価値が
認められてきたものである。


ワサビはその葉や根茎部には強い刺激をもち
刺身や寿司などを食べる際の定番の香辛料と
して使用されるものであるが、当たり前だが
防腐、殺菌成分としての意味がある。


ワサビの語源は、悪障疼(ワルサワリヒビク)
との説があり、これを略しての『ワサビ』と
言われている。鼻にツンとくる強い刺激から
鼻迫(ハナゼメ)の名もあったとされる。

平安時代の植物図鑑『本草和名』に於いては
『和佐比』の字が使われていたらしいのだが
その漢字の由来は不明確なものである。


寿司屋においての符牒(フチョウ)、つまり
専門用語でワサビは、『ナミダ』『サビ』の
名前で扱われている。コメを『シャリ』の名で
呼ぶのもこの符牒の名称となる。




和名 山葵 (ワサビ)
   山萮菜 (ワサビ)
洋名 WASABI (ワサビ)
   ジャパニーズ ホースラディッシュ
   (JAPANESE HORSERADISH)
学名 ユートレマ ジャポニカム
   (EUTREMA JAPONICUM)
分類 フウチョウソウ目、アブラナ科、
   ワサビ属
種類 多年生植物
草丈 20〜80cm
開花 春〜夏
花色 白
花径 3mm
原産 日本
言葉 実用
   目覚め
   嬉し涙
撮影 六甲高山植物園

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